「CMや予告ほど怖くない。」バード・ボックス かなりあさんの映画レビュー(感想・評価)
CMや予告ほど怖くない。
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縛り系ホラー映画を色々と見ています。
後半、急流を超えるには誰かが観察者にならなくてはいけないという流れで、ボーイ(実の子)が「やる」と言った後、「私が決める」と言い放ったマロリー。不安げなガール(友人の子)が映り、あーこれガールがするのか…?実の子を優先しちゃうのか…?と思いました。でも、二度目の同じやり取りの際過去の出来事をマロリーが思い出し、結局誰も観察者にならない、という部分にほっとしました(笑)
ガールの「私がやる」という言葉に胸が痛みましたから…私はママに好かれてないから私がやらないと、っていう部分が溢れ出ていて…この子すごいですね。
何かを見た後の目の変化は凄いと思います。「美しいからあなたも見るべき」「死ぬ前に見られてよかったね」という雰囲気もとても好きです。
最後、急流の先にあったのは盲学校でした、というのは良かったですが…食料とかどうするんだろう?
今後何事もなく暮らせるのか?また内紛が起きるのでは?と将来が不安ですね……。
最初のグループのメンツが全体的に濃すぎて、行動にうーんという部分が多かったですが…。
今まで見てきた縛り系(サイレンス、ドントブリーズ、クワイエットプレイス、インサイド)の中では、怖い要素やびっくり要素はない方です。
グロというか、人が死ぬシーンは結構多いです。きちんと描写されています。
怖い部分よりも、ずっと一人でいたマロリーが家族を持つことに重きが置かれている感じですね。
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