ブレイブ・ロード 名もなき英雄のレビュー・感想・評価
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この映画は絶滅間近の大和民族に対しての嫌味である。
隣国の朝鮮半島では、こう言った悲劇があったのだろう。その間にまだ復興する暇であった大和民族は何一つ手出しが出来なかった。この映画を見るとそう言っている。
最初にマッカーサーの言葉でそれが分かる。
『トルコ軍はいち早く駆けつけて大きな功績を残してくれた』嫌味にしか聞こえない。
では、トルコ共和国は何故に対応が早かったか。単純である。ソ連とトルコ共和国の国境の問題があったからだ。従って、NATOの顔色を見る必要があったからだ。NATOとは北大西洋条約機構の略語である。でも、トルコはそれに活路を見いだそうとしたわけである。
この後のベトナム戦争にはトルコ軍は参加しなかった。さて、現在のトルコと朝鮮民主主義人民共和国の関係は、そんな事は僕には関係ない。
NATOが北大西洋条約機構である以上、今の所、日本にとっては全く関係ない軍事条約だと事を身にしみて感じるべきである。
この映画を見て、それを感じる事が出来れば幸いである。
そして、もう一つあるとすれば、日米安全保障条約がある以上、日本国はアメリカの戦争に巻き込まれる可能性がどうしてもあると言う事だ。従って、平和憲法との矛盾が生じる。それが今の流れじゃないかなぁ。
『どちらが良いか?』それは国が決める事ではない。日本国が自由と民主主義の国ならば、基本的人権に於いて主権在民が保証されている。これからの人たちの判断しかないのだ。
だから、歴史を学習してもらいたいと思うのだ。
そして、一番大事な事。残念ながら、この戦争がまだ終わっていないと言う事。
だから、大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国は休戦しているだけで、70年以上戦争をしていると言う事だ。もうすぐ、大和民族の平均年齢と同じになる。10万円貰って戦争はやめて貰いたいものだ。全く不幸な話である。また、大和民族民族として、それが隣国であり、ロケットの一発だけで、大勢が動かない事も身にしみるべきである。
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