大型映像版 森の伝説

劇場公開日:

解説

手塚治虫の実験アニメーションとしての遺作となった「森の伝説」をデジタル技術により再現したリメイク版。音楽もマリオ・クレメンツ指揮のチェコ・フィルハーモニー管弦楽団により6ch化された。監督は松本直規。2003年4月5日より、東京・メルシャン品川アイマックスシアターにてアトム誕生記念特別先行上映。

2003年製作/36分/日本
原題:LEGEND OF THE FOREST: SPECIAL EDITION
劇場公開日:2003年4月26日

ストーリー

【第一楽章】モモンガ一家に大勢の子供が生まれたのですが、その中の一匹、ムサが地上に落ちてしまいました。しかし、運良く森の大きなクスノキに助けられ、逞しい若者に成長したのです。そんなムサの前に一人のキコリが現れ、クスノキを切り倒そうとします。怒ったムサはそれを止めさせるためにキコリの家に向かいますが、逆に追い詰められてしまいます。死を覚悟したムサでしたが、クスノキが身代わりとなり助かりました。しかし、親同然のクスノキを失い、森の仲間たちからも見放されてしまい、失意のムサは森を逃げ出し街に飛んで行きます。そこで恋に落ちるのですが、幸せもつかの間、キコリにより恋人を殺されてしまいます。またしても、愛するものを失ったムサは、復讐すべく勇敢にもキコリに立ち向かっていきます。【第四楽章】ブルドーザーが木を倒し、鋭い牙のようなパワーショベルが地面を掘り返す。都市建設の準備が進み、森は人間たちによって次々と壊されていきます。森を守るためにそこに住む動物や妖精たちが一同に集まって会議が開かれました。「戦い」か「交渉」か?様々な意見が飛び出し、森の住民を二分する大議論となりました。長時間に渡る議論の末に森の長老は「交渉」を選びました。長老を含む7人の妖精たちがプレゼントを持ち、森の代表として人間たちのもとへ向かいました。果たして交渉は上手くいくのでしょうか…?

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スタッフ・キャスト

監督
松本直規
原作
手塚治虫
製作総指揮
原仁
松谷孝征
製作
清水義裕
重森孝司
製作補
並川敬
音楽監督
江崎友淑
音楽
P・I・チャイコフスキー
整音
甲藤勇
ネガ編集
幸地甫之
タイミング
平林弘明
指揮者
マリオ・クレメンツ
演奏
チェコフィルハーモニー管弦楽団
制作進行
柴田貴輝
タイトルデザイン
川添恵
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