「時間を置いて改めて見ると、ヤマト史上上位のクソ作品」宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章「新星篇」 H1k3ruさんの映画レビュー(感想・評価)
時間を置いて改めて見ると、ヤマト史上上位のクソ作品
・2199からの設定を引き継いでいない。
→ガミラス側でのワープの呼称はゲシュタム・ジャンプで、略して"ジャンプ"と呼ばれていたが、4章の場面では、デスラーがミサイルを空間転移させ、ヤマトにワープをさせた時点ではノイ・デウスーラのシステムは"目標、ワープに入りました"でしたが、デスラー砲を発射したあと、ヤマトがその力でワープした時には、ジャンプしました、と。
その他細かい点、2199で作り上げられてきたものが引き継がれていなかったりしていますね。
・設定がおかしい
7章で言えば、キーマンと斉藤が特攻をして、そのまま死亡になっていましたが、その爆発に巻き込まれた形で機体が誘爆した山本は半年後にヤマトの中で生き残っています。
その理論が通用するなら、少なくとも加藤、キーマン、斉藤あたりは生き残ってますよね。
ガトランティス戦役後、古代と雪は超次元空間とやらにヤマトもろとも巻き込まれ、その空間にいることになっています。
それを通常空間に持ってくるには、時間断層とコスモリバースシステムの増幅という膨大なパワーでない限りダメ…という無茶苦茶な設定です。
その2つを使って2人を救出するかは、国民投票に委ねる??
冗談は勘弁してくださいよ。
あとは2章ではカラクルム級が250万隻でしたっけ。ヤマトの主砲でワンパン、ゆうなぎの主砲じゃ無傷。
少なくともストーリーの序盤ではアンドロメダ級及び護衛艦等の建造はまだでしたよね。
1隻であんなに苦戦しているのに、250万隻?
10隻いたら多分地球墜ちますよ。
真田さんも2199では頭が良かったのに、かなりのおバカになっていたので本当に残念。
・ストーリーがおかしい
続編もやりたい、けど主要メンバー死なせたくない、でもさらばのオマージュもしたい、という欲望が出てきた結果、特攻して滅びの方舟が消滅したにも関わらず、ヤマト、古代、雪が生き残っているという始末。
まあストーリーに関しては2199でガミラスとの協調路線、また波動砲に関しての誓約等で悩ましい部分はあったと思いますが、これはないだろと。
これならまだ2の時のように、テレサが特攻して終わりで繋げてくれた方が良かったですよ。
まだ。
・新キャラが全てを掻っ攫っていく。
キーマン、声も見た目も設定も好きですが、最後、持っていきすぎでは?
真田さんの存在意義は?古代の存在意義は?
結局後継者がいなくなったことで、ガミラスをデスラーが再統治?一度民を殺そうとしてるやつに国民がまたついていくのか?
そんなところですね。
もちろん、良い点もありました。
アンドロメダが本当に美しい形でリメイクされているのと、BGM、CG技術等、2199より時間が経っているからこその部分がありますね。
今までの7部作、無かったことにしてくれて良いので、2199制作陣と、CG担当の方だけで真の2202作って欲しいですね。
それか2205を2199制作陣で。