「クライマックスの「立ち上がる姿」に号泣」キャプテン・マーベル みっくさんの映画レビュー(感想・評価)
クライマックスの「立ち上がる姿」に号泣
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まずオープニングから泣ける。
マーベル・ロゴのヒーローの代わりに、スタン・リーが描かれる。
そして「サンキュー、スタン」
これだけ。
一言で故人への愛を表現した粋な演出。
しかし、本作の見どころはクライマックス。
囚われたキャロルがインテリジェンスと会話する中での回想シーンだ。
子供の頃から、「お前には無理だ」と言われ続けてきたが、
そして、首の後ろの制御装置(=ガラスの天井)を自ら打ち破り、
力を開放する。
もちろん、キューブの力で強くなったんだけど、
それ以前から彼女は強く、勇気と行動力と不屈の精神力があった。
だからこそ、何度も倒れたが、その度に立ち上がってきた。
これは、全ての女性への応援歌であり、
この立ち上がる数秒のために、本作があるといっても過言ではないだろう。
説教臭くなく、スタイリッシュに男女平等やフェミニズムを描く本作は、良作が揃ったMCUの中でも、傑作と言える。
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