「キャプテンが2人いる事になるのが個人的には気になりますw」キャプテン・マーベル マツマルさんの映画レビュー(感想・評価)
キャプテンが2人いる事になるのが個人的には気になりますw
アベンジャーズがクライマックスを迎える手前、そのルーツとなる作品でもあるし、また気にもなってた作品でもあるので鑑賞しました。
で、感想は言うと…まあまあw
ちょっと大味な感じがしないでもないです。
ニックがアベンジャーズを結成しようとしたきっかけの作品でもあるし、後の伏線もちらほら。
ブリー・ラーソン演じるキャロルことキャプテン・マーベルはキレイ♪
ストーリーもさほど難しくないが、少しこしゃくれた感じがしないでもないw
1995年が舞台設定になってるのでWindows`95やレンタルビデオ店なんかのいろいろなのが楽しい。
ブロックバスターなんて言葉も久々に聞いたw
キャロルが仲間と宇宙に通信をするのにゲームボーイなんかをバラして、中の基盤とかを使ってるのも面白い♪
パソコンでCDを聴くのに読み取りの時間がかかるのも懐かしい。
いろんな楽しい物があってワクワクします。
また変に恋愛を絡ませないのが個人的には良い。
女性の主人公となるとどうしてもサポートする二枚目が存在するのに、キャロルには恋愛の「レ」の字も絡まないのがスッキリした感じになってるが、その分他のエピソードをもう少し膨らませるとかしないとキャロルの魅力と言うか、人間味が薄く感じます。
ネコのグース、可愛い♪
でも、正体を明かした途端にとんでもないw
頼もしいけど、結構グロい。寄生獣を思い出したw
で、じゃあ何が、まあまあになってる理由かと言うと、いろんなヒーローの影響と言うか、インスパイアがありあり。
マーベルコミックのヒーローの集大成的なキャラクターになってる感もあるし、DCコミックの「ワンダーウーマン」を意識しているだろうし、スーパーガールも意識してるだろうなぁ。
ワンダーウーマンがかなりの秀作だったので、意識するのは良いとしても、どうしても「X-MEN」のジーン・グレイとダブるんですよね。
この後に「X-MEN:ダーク・フェニックス」が控えているのにどうなんだろうと。
この辺りの棲み分けがもう少しあると良かったかな。
最大のなんだかなぁは…強すぎw
もう、無敵状態過ぎて、精神的な弱さ以外に弱点が見当たらない。
ヒーローとして完璧過ぎるのは逆に共感が得にくいんですよね。
なんせ、アベンジャーズのキャラクターの良い所と言うか、長所の集大成になってるので、アベンジャーズに絡ませた時点で万事解決になるだろうし、来月公開の「アベンジャーズ:エンドゲーム」のオチもなんとなく読めてしまう。
あと、マーベルコミックのキャラクターですから、マーベルと付けた時点でエース的な存在になるのは致し方無しだけど、名前の由来となる「マー・ベル」と言うセンスはちょっと安直かなw
あとオーバーマスクを見た途端に「ゼブラーマン」を思い出しましたw
切り札的なキャラクターになり得るし、エンドゲームの前に出しておかないと収集がつかなくなるのも分かるけど、ちょっと反則的なキャラクター過ぎるので、これはスタン・リーありがとうの為の作品と解釈しましたw
面白いのは面白いけど、マーベルの単体ヒーローとしては穴が無さ過ぎる割りにストーリーが単調で惜しい。もっといろんな設定で膨らませても良かったのではないかなと思います。
アベンジャーズ:エンドゲームを楽しみにしている人には不可欠な作品だけにまあまあが勿体ない。かなり惜しいかなと言うのが個人的な感想です。
あと、アベンジャーズ:エンドゲームではキャプテンが2人いる事になりますが、その辺りの事は触れるんでしょうか? 個人的には気になりますw