「自分の少年時代とも重なるような青春群像劇でした。」mid90s ミッドナインティーズ // frec //さんの映画レビュー(感想・評価)
自分の少年時代とも重なるような青春群像劇でした。
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10代の、何者にもなり得てない自分が、何者かになろうとするもがきみたいなのを感じました。ワルに憧れて、不良友達と仲良くしたりストリート感出してみたり、タバコ、お酒を覚えたり、、、。そういうのって大きさの大小はあれど多くの若者が通る道だと思います。
コミュニティに認められたくて、痛みを伴うような儀式を経て構成員として認められる。これは人類が1万年前からやってきた通過儀礼なのだと思います。
30代の自分としては、90年代中盤はまさにサンバーンと重なる部分があります。でもあんなハードな環境ではないですが。HIPHOPが下敷きにあるのはスパイクリー的な作品にも通じる気がしました。
作品の世界観は非常に好きで、中に入り込みたくなるくらいでした。若気の至りを見ている気分でしたが、先の見えない彼らの将来は暗いなとも思いました。とりあえず体は大事にしてね。
あと、このテーマで日本版も作ってほしいです。mid90の渋谷版みたいな。ウータンの代わりにニトロがかかってみたいな(笑)。最高だと思います。
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