「青春サバイバル!」mid90s ミッドナインティーズ トマソンさんの映画レビュー(感想・評価)
青春サバイバル!
日本でも年に何回かティーンエイジャーが無茶な運転で全員即死、みたいな悲惨な事故がある。本編のストーリーとは逸れるけど。内面のモヤモヤ回り道じゃなくて、体を張った仲間付き合いは本当に命がけ。エスカレートするから。チキンになりたくないから。寂しいから群れるのか、群れるから寂しくなるのか。私は孤立タイプだったから、こんな青春もありなんだな、と羨ましい。命さえ無事なら、座学より、体験からしか学べないことだらけだって、大人になればわかるから。
主人公のサンバーン(仲間内に付けてもらった誇らしいニックネーム)、天使のような造形の顔立ち、こんな子どもが?って違和感よりも、大人が思っているよりもずっと早い子ども時分から、子どもの中にはワルが目覚めてるんだっていうことを伝えるのには絶妙なキャスティングだったと思う。
いいお家と思われるインテリアも何だかフリフリしていて野暮ったい。90年代ってこんなだったっけね。ソニーのハンディカムが大活躍。ソニー、二十一世紀は出遅れてしまったね、残念。
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