「スケートボードで公道を走らないでください!」mid90s ミッドナインティーズ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
スケートボードで公道を走らないでください!
フォースグレードはジョナ・ヒル監督自身なのかな?と感じたビデオマニアの彼。スティーヴィーが仲良くなったグループには他に黒人のレイ、髪の毛がうざいファックシット、ルーベンの4人。友達ってこうやって作るんだよ、みたいな前半部分。やがて兄との確執が深まっていく様子などは面白かった。スティーヴィーの笑顔を見ると、『小さな恋のメロディ』も思い出してしまいました。
痛々しいシーンは冒頭の壁、屋根、車の計3ヵ所。兄にもケンカで負けたりしていたので、自分が不死身だと思ったのだろうか、とにかく痛い。13歳よりも下に見えた主人公のスティーヴィーだったが、まずは年齢の近いルーベンと仲良くなり、その後はレイと・・・。自分の中古を40ドルも出させておいたのに、レイがプレゼントしてくれたからなぁ~ルーベンも別の意味で痛い。
レイ(ナケル・スミス:プロのスケートボーダー)の大人びた雰囲気がとても良かったのですが、なんだかんだ言っても、最終的にはフォースグレードが美味しいところを持っていった感じで、全編通して腹立たしいのがファックシットでした。と、公式をチェックするとサニー・スリッチもプロのスケートボーダーじゃないですか。初心者ぽい失敗もプロならではだったんですね。
酒、たばこ、薬物、女の子・・・まぁ、兄貴を超えたかったのはわかるけど、スケボーだけでいいじゃないですか。とにかくエンディングには「スケボーで公道を走らないで!」と一言入れておいてもらいたかった。
電動機付きキックボードが無免許でしかも有料道路が通れる事態に
いったいどうなってんの?
国は車側に全部責任押し付けてどうする?
とビビってる都内人です。
うちのあたりはまだほとんど見ないけれど渋谷あたりは相当酷いらしいと。
これはもう保険会社が何か申す案件かと思う昨今です。