「ナチュラルに描かれる苦くて尊い等身大の思春期」mid90s ミッドナインティーズ まだまだぼのぼのさんの映画レビュー(感想・評価)
ナチュラルに描かれる苦くて尊い等身大の思春期
説明を削ぎ落として、そのへんにいそうなヤンキーに憧れる普通の男の子が、ちょっと大人になっていく日々を、90年代の空気感に乗せて描いていました。
作品の雰囲気がとても素晴らしくて、ドラマチックなことが起こらなくても、なぜかずっと観てられるような感じ。説明が難しいけど、時代と音楽と町と人物がマッチしていて、それが心地良いのです。
母親と兄の愛、憧れの友達の愛、ライバルの愛。結局、スティーヴィーの周りには愛が溢れている。それに気付いた時にまた、少し大人になるんだろうな。
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