「タイトルなし」mid90s ミッドナインティーズ よしさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし
《唐突》テープの時代、Tシャツの似合う街を舞台に、音楽愛を持ってして描かれるノスタルジー満載の青春成長"カミング・オブ・エイジ"モノ(にしても自堕落早熟すぎ)。スティーヴィー"サンバーン"は不死身で、ジェイミー・フォックスにしか見えなくなる上に面倒見のいいレイは本当に憧れてしまいそうなほど格好良い。ファックシットは…分かるだろ?マジかクソ。そして主人公の暴力的な兄役にはすっかり《A24にこの人あり》なルーカス・ヘッジズ。今回も坊主頭にマスキュリン。冒頭から大きな音に驚かされるが、本作内には全編にわたってそのような展開・シーンが何度もあり、思わず背筋が伸びた。去年からずっと楽しみにしていたけど、実際裏切られない90年代というボクの一番好きな思い入れ強い時代を、スケボーカルチャーを中心にボクの好きな波長・雰囲気で描いてくれるという気持ちよさ = まさしくタイトル通り。空気感がズルい、作品を形作る要素が反則。ただ最初に述べたような突然性は、もちろん狙ったものも多分にあるけど、脚本の点など気になる部分もあった。けどやっぱりそんなことも引っくるめての良作感、よくやったジョナヒル!最後は『スラッカー』状態?あの画角いいなぁ
A
FOURTH GRADE
FILM
今年映画館鑑賞49本目たぶん
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