「時代は違えど楽しめた」mid90s ミッドナインティーズ KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
時代は違えど楽しめた
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90年代のアメリカを舞台にした作品。僕の場合90年代最後を振り返ってもスティーブよりは年齢が下のためこの時代のアメリカの背景も全く記憶にはない。
ただ生きた時代は違えどスティーブの心情に没入し、心の寂しさや大人になる事への憧れ、友情作品として十分楽しむ事はできた。
恥ずかしながらなにを確固たるものとしてこの作品を描いてるかは十分に理解できた自信はないが、スティーブになりきった視線で見ると自分がスティーブくらいの年頃の時の心情と被せたりして懐古心を擽られる。
僕自身も当時は大人になる事への憧れが強く、スティーブ達同様、他の同級生とは少し違った事や道を外すことが大人になった気であったり、クールになった気分であった。
これらの経験やこの作品で描かれているいわゆる世間的には悪いツレと絡むことが今振り返ると自分の人生において、どういう影響があったか全くわからないが(正直強い影響はないと思うが)これも一つのマイヒストリーとなり、それらの記憶をなにか擽られた作品となった。
この作品の詳細を調べると90年代の曲の選曲なども秀逸らしい。この辺りは生きた時代が違うため残念ながら僕自身は楽しむことはできなかったが、その時代を生きた人もそうでない人もそれなりに楽しめる作品に思えた。
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