劇場公開日 2019年3月1日

  • 予告編を見る

岬の兄妹のレビュー・感想・評価

全173件中、101~120件目を表示

3.5どん底生活の底なし感に胸が潰れそうでした

2019年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ある港町に暮らす足に障碍を持つ兄・良夫と自閉症の妹・真理子の二人のどん底のような生活を描いた人間ドラマ。仕事を失い生活苦に陥った人々の行き着く先をこの作品は容赦なく見せつけてくれます。そんな兄が選んだ方策は人の道から外れたものでした。しかし、罪悪感に苛みながらそのような決断をしたにも拘らず、彼らは救われるどころか、更に余計な厄介事を抱え込んでしまうとは何と運命の皮肉で苛酷なことか。しかしそれでも兄妹は自ら死を選ばぬ限り生き続けなければならない... 最後の場面はそのような暗澹たる運命を受け入れる兄の覚悟を写していたように思いました。真理子役・和田光沙さんの体当たりの迫真の演技はこの作品に無くてはならなかったもの、本当にお見事でした。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ホワイトベア

5.0泣き笑いがとまらない

2019年6月10日
Androidアプリから投稿

あまりの悲惨に視てられなくてなんど席を立とうとしたか、その度にスクリーンに魅いってしまい機を逸し、終劇まで釘付けで泣き笑いが止まらない。醜悲笑涙とへヴィ級の拳がコンビネーションブローの固め撃ち。エモい、エモすぎて心が痛い。痛みを伴う忘れ得ぬ映画体験でありました。魂砕きの凄玉を見るときは心身のコンディションを整えて!トラウマ覚悟で!物凄いから。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
さすらいの雑魚

3.5貧困と障害という負のスパイラル

2019年5月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
キッスィ

3.0痛々しく、つらい。救われない?

2019年5月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

自閉症の妹と身体障がい者の兄、他に身寄りがなく生きるのに精一杯の兄妹。まだ若いのが救いとはいえ、これからの人生どうやって生き抜いていくのか、生きる術は見つかるのだろうか、なぜ二人ともと思うと、辛さだけが残る。
心身にハンデキャップを背負った人を弱者と言うつもりはないが、この映画では、活路が見いだせないままのエンディングなので救われない。最後のシーンは何を暗示していたのかがわからずじまい。何を見せたかったのか。ジ・エンドなのか?
現実世界でも類似の境遇の家族がいるだろうということが想像され、後味の悪さだけが残る。
妹役の女優が体を張りながら、自閉症の演技をやり抜いたことにプラス一点かな。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
さんにん@㌦㌦

2.0映像がエグかった。 エグいものをエグいまま見せるのは、 あんまりい...

2019年5月16日
iPhoneアプリから投稿

映像がエグかった。
エグいものをエグいまま見せるのは、
あんまりいいと思わない。

思考停止してしまう。
考える力を奪われる。

それが、
真実かのような顔をされると困る。

いろんなエピソードは、
実際に取材されたのかなと思う。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
terakotta

4.0見事な世界観

2019年5月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

105席シアターを独占鑑賞。昭和の名作感が漂うような作品。刺激が強いため皆にお勧め出来る内容ではないが独自の世界観は見事です。主演2人の演技も抜群で観るものをグイグイ引き込む。着信音や水道水など効果音も印象的で感心した。高山監督には今後も要注目。
2019-103

コメントする (0件)
共感した! 2件)
隣組

4.0真理子の存在が私の心を打つ

2019年5月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
ともちん

4.5衝撃

2019年5月7日
iPhoneアプリから投稿

なんとも衝撃的な映画。
まだ上手く消化出来ずに心の中でモヤモヤと残っている。
妹役の和田さんは素晴らしい。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
P

4.0Tシャツ欲しかった

2019年5月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

凄い映画だった。インモラルな内容故、決してデートで観に行く内容では無いが、心をえぐられるような内容であった。主演女優は初めてスクリーンで観る方だったが、もの凄い演技。私は仕事柄、ああいう方と接することもあるが、まさに、彼女はそれとしか見えない。社会的な援助を受けるべきという意見も散見するが、それはこの映画においては意味をなさない。実際に制度を知らない方もいれば、制度を受けるにもハードルが高いのが事実(身寄りのない発達障害の方などで、こういう件を経験したことがある)。売店で売っていたTシャツが可愛かった、買っておけば良かった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
hanataro2

4.0胸クソ映画

2019年5月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
せつこん

3.0昭和の薫り

2019年5月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

令和元年最初の映画館での鑑賞。しかし、東映ヤクザ映画風のタイトルといい、思いっきり昭和テイストで、今作られた映画という感じがしない。生活保護の話が出てこないのは引っかかる。警察官の幼なじみもいるのに。役所に行ったけど、働けることを理由に認められなかった(または後回しにされた)のならリアルだけど。
妻に先立たれた爺さんと一人暮らしの「こびと」はリアルだった。「こびと」のアパートの前で幼子のように泣きわめく妹の姿は胸に迫る。
ラストはどういう意味だろうか。妹を買う客からの電話か。妹は身を投げてしまうのか。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
山の手ロック

3.5主演ふたりは出色

2019年5月4日
iPhoneアプリから投稿

今村昌平的というよりは井筒和幸的な気がした。
主演のふたりはメチャクチャいいキャラクターアプローチ。そしてこの映画にはドンピシャで、アジアのほかの国の映画を観ているようだった。

個人的には脚本での最初の経済的追い込まれ具合がもっとぎゅうぎゅうになってないと、あの行動は理解できないかな〜。セットアップのゆるさが俳優の破壊力でカバーされてる感じがする。ただ、妹役がもっと脳裏にこびりつくような撮り方はあったんではないか、なぜか少し流れていってるような、、というのを何度かイ・チャンドン「オアシス」を思い出しながら見ていた

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ONI

4.5救いようのない、現実。

2019年5月2日
iPhoneアプリから投稿

観に行こうか行くまいか、重たいテーマだけにためらっていたが、タイミング合って鑑賞。

ちょっとした非現実感を期待して行ったが、よもやこれが世の現実かと思い知らされたような90分。
それほど生々しくリアルな描写に、目をつむりたくなりながらも、気づけば「現実から目を背けてはいけない」という意識で息を止めていた。
女として生まれた幸せと不幸。それは表裏一体らしい。

最後の最後まで救いようのない兄妹がそこにはいて、ハッピーエンドかバッドエンドか想像しえない胸糞悪さが、結局私には心地よく観終えることができた。
2人には、最期は笑っていて欲しい。

限られた人にはしっかりおススメしたい映画。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
まる子

4.0どうしょうもない、人間だから

2019年5月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

嫌悪感すら抱く描写の連続にのめり込んでゆく。人間はここまで堕ち様が人間を続けていく他無いのなら、人の道すら外れる他無し。この瀬戸際を、矛盾を、光を遮断した隔離拘束を、例えば自殺防止を唱える者なら、優に全肯定しなくてはならない。偽善抜きに、それを容易く出来るのか。排除社会の強烈な暗部奇劇である。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
室木雄太

5.0全く救いが無い、これはすごいこと

2019年4月27日
PCから投稿

難しい

救いの無いまま終わりました。どこかで救いを入れてしまう映画がほとんどなので、すごい監督だと思います。最高評価を付けました。特に和田さんの演技は秀逸です。
ただし、二度と見たくないと思います。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
PAK UNTIK

3.5_φ(・_・演技良し!最後の電話は誰から?

2019年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

泣ける

悲しい

幸せ

いい映画だったかと思います。
自閉の妹を売春させて生活する兄の話。
現実的にいないだろうけど、発達障害でソープランドで働く女性は多いですよね。それ考えるとこんな話もあるんじゃないかと思います。
万引き家族は最後に少女の見たものは何か?を視聴者に問うたかと思います。この映画も同じで最後の電話は誰からか?という事だと思います。地獄に仏はいるのか?吐きだめにツルがいるのか?を問うています。私はあの身障者の男性であってほしいと思います。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
おにっち弐号

4.0衝撃的

2019年4月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

こんな映画初めて見ました。
あらすじを読んでたけど内容がすごくて、上映時間がすごく長く感じられました。
でも見て良かったです。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
DAI

2.0頑張っても報われない

2019年4月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
佐分 利信

3.0重苦しい閉塞感の中でも生きる事を貪り食う作品です。

2019年4月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 7件)
松王○

0.5なぜ笑えるのか

2019年4月18日
iPhoneアプリから投稿

ある港町で自閉症の妹真理子と暮らしている兄の良夫。
序盤から真理子は外を飛び出し、知らないおっさんに犯されて金銭を入れられる。
一方、良夫は足を悪いことを理由に仕事をクビにされてしまう。
妹真理子はお腹が空きすぎてテッシュを食べちゃう、それに良夫は怒るも、ふと食べてみると「おっイケるじゃん…」
という場面。
文章で表しただけでも壮絶で悲惨な状況下どこか可笑しみを感じさせるのはなぜ?
それは電気も止めれられて食べ物もなく、風呂にも入れず、ホームレスにはゴミ飯を取られるわと良いとこなしの兄妹はそうした絶望的環境にいる中においてそれでも「生」を諦めないからだ。
言いかえれば、がむしゃらに生きる人間てのはある種笑えるのだ
それは嘲笑的な笑いではなく羨望的な笑いに近い。
この「羨望的な笑い」とは、彼らがオーディエンスの私たちよりはるかに「生」に固執的であるので、私たちが彼らより「生」に対する貪欲さが劣ることを認識し彼らを仰ぐに近い笑いが生じることである。
つまりあの兄妹は私たちよりはるかに「生」において優っているのである!
コーラを飲みながらポテチを頬張り、ドラマを観ている私たちより彼らの「生」が曲がりなりにも真っ直ぐであるのがなんとも不思議な光景にも思われる。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
惟朔
PR U-NEXTで本編を観る