「理不尽な状況が長い」風をつかまえた少年 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
理不尽な状況が長い
学校の図書室で一冊の本に出会った少年が、風力発電でポンプを動かし、井戸から水を汲み上げるシステムを作り、干ばつによる飢饉から村を救った2001年の実話を基にした、ベストセラーを映画化。
少年の活躍は最後の15分くらいで、それまでは延々と「いかにこの国は文明程度が低く、貧しいのか」と「この国の政府は堕落して国民を救わない」という描写が続く。
ストレスからの解放が、快感に繋がるとはいえ、約1時間半の理不尽な否定と状況がつらかったな。
しかしわずか18年前に、アフリカの最貧民国は、農業は天候頼みで祈りで雨乞いをするレベルだったのかと思うと、我々はいかに恵まれているかと実感させられる。
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