「無理筋は覚悟の上・・、煙に巻かれました」スモーキング・エイリアンズ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
無理筋は覚悟の上・・、煙に巻かれました
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禁煙運動の逆風凄まじいこんなご時世によく創れたものですね、クラウドファウンディングの自主製作映画でなければ120%没企画でしょう。
ナマコのような寄生生物が煙草に弱いという発想だがエイリアンがばい菌に弱いと言うのはH・G・ウェルズの宇宙戦争(1898)以来の定説ですから体に悪い煙草なら尚更感はありますね。
ただ、タイトルのスモーキング・エイリアンズでは喫煙エイリアンになってしまう、スモーカーVSエイリアンズと言うのが正しいでしょう。逆にタイトル通り煙草好きの生物で喫煙者に好んで寄生するというプロットなら、まだ世の中の風当たりは弱かったかも知れませんが、ピンク畑のスタッフ、キャストの境遇から推し量れば、マイナーびいきに振れたとしても納得です。撃退法もキスで煙を吹き込むという突飛な演出、煙に巻かれました。
タブーに抗うというのが彼らの生き方なので批判を受けるのは百も承知、表現の自由が映画ではまだ失われていないことだけは再認識させられました。
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