「70歳くらいの自分が観たら、どのように感じたでしょう?」さらば愛しきアウトロー よしさんの映画レビュー(感想・評価)
70歳くらいの自分が観たら、どのように感じたでしょう?
高齢の強盗常習犯を活写した物語。
ロバート・レッドフォード最後の作品。
生い立ちの不幸から犯罪に手を染め、そこから脱獄と強盗の人生を送る主人公。人生の終末に近づいても強盗を続ける彼に悲哀を感じることはありません。息を吸うように、食事を獲るように、野球選手が野球をするように・・・役者が映画に出演するように、自然体で強盗を重ねていきます。
映画はクライムサスペンスではなく、。老いらくの恋を交えた郷愁を誘う人間ドラマ。
正直、サスペンスとは言えないこの映画は私好みではありませんでしたし、人生の終わりを感じるドラマに共感を覚える年齢でもありませんので、評価はやや厳しめです。
もう少し年齢を重ねると、また違う感想を持つのかもしれませんね。
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