「永遠の風来坊レッドフォード」さらば愛しきアウトロー regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
永遠の風来坊レッドフォード
登山家が山を登る理由を聞かれ、「そこに山があるから」と答えるように、「そこに銀行があるから」強盗を働くフォレスト。
かといって金に執着するでもなく、盗んだ金を散財するでもない。
綿密に計画を立てて行動に移し、強奪に成功するまでのスリルとカタルシスを求める、“バンクラバー・ジャンキー”となっている。
新聞記者や大富豪、パイロットにスキーレーサーなど様々な役を演じてきたレッドフォードだが、やはり彼はこうした安住の地を求めない役が一番ハマっている。
顔がシワだらけになっても、彼は永遠の風来坊。
本作で俳優引退を公言しているが、もし彼が、「隠居生活に飽きたから」とサラリと俳優復帰しても、世間は歓迎するだろう。
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