「作者は、才能というのは「続けられる」ことで、 あらゆる仕事に共通し、 ある種の鈍感さ、しぶとさを持った人が才能のある人だと思ったという。」蜜蜂と遠雷 ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)
作者は、才能というのは「続けられる」ことで、 あらゆる仕事に共通し、 ある種の鈍感さ、しぶとさを持った人が才能のある人だと思ったという。
動画配信で映画「蜜蜂と遠雷」を見た。
2019年製作/119分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2019年10月4日
松岡茉優
松坂桃李
森崎ウィン
鈴鹿央士
臼田あさ美
福島リラ
眞島秀和
片桐はいり
光石研
平田満
鹿賀丈史
斉藤由貴
『蜜蜂と遠雷』は恩田陸の小説。
小説の中では「才能とは何か」を問うているらしい。
日本で行われる世界的なピアノコンクールに出場する音楽家たちを描く。
劇中では実際に超一流のピアニストが演奏しているらしい。
元・天才ピアノ少女の亜夜(松岡茉優)は
13歳のとき母の突然の死でショックでピアノが弾けなくなった。
マサル(森崎ウィン)は劇中ではオーケストラの指揮者(鹿賀丈史)と対立する。
塵(鈴鹿央士)は養蜂家の父と旅を続けている。そのため自宅にピアノはない。
高島明石(松坂桃李)は楽器店勤務のサラリーマンで妻子がいる。
音楽の専業者だけではない生活者の音楽があるとの思いがある。
亜夜の母親は生前に言った。
遠くで鳴る雷も雨の音も鳥の鳴き声も音楽に聞こえる。
世界は音楽でも満ちている。
その音楽を亜夜が鳴らしてほしいと。
作者は、才能というのは「続けられる」ことで、
あらゆる仕事に共通し、
ある種の鈍感さ、しぶとさを持った人が才能のある人だと思ったという。
個人的には森崎ウィン、
脇役ではあるが平田満、鹿賀丈史、斉藤由貴の存在感を感じた映画だった。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
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