劇場公開日 2019年10月4日

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「音楽芸術門外漢の私には、ため息をつくばかりの世界で…」蜜蜂と遠雷 KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0音楽芸術門外漢の私には、ため息をつくばかりの世界で…

2022年11月9日
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たまたま、TV放映されて間もない
「旅立ちの時」と「蜜蜂と遠雷」を
続けて観たら、2作品共に
音の出ない鍵盤で練習するシーンが
描かれていてその偶然性にまず驚いた。

音楽感性に秀でた人は
空鍵盤でも音を頭の中で奏でることの出来る
ことは、音楽芸術門外漢の私には
創造性を超える驚くべき世界で、
この作品のコンクールシステム等々、
音楽芸術の世界に全く理解が及ばない結果、
ただただ縁遠い場所に足を踏み入れたような
気がして、ため息をつくばかりで
鑑賞を終えてしまった。

それにしても、この作品に登場する人々は
超一流とは言えないのかも知れないが、
でもこの世界の頂点の一角。
その裾野には、他の分野以上に
優劣を突き付けられ一流に成りきれなかった
数え切れない関係者がいるのかと思うと、
複雑な気持ちも湧いた。
そこに想いを寄せる存在として登場させて
いるのが、妻子ある楽器店勤めの
サラリーマンだとしても。

全く理解の及ばない物語ではあったが、
原作者が触れているのは、
あえて、こんなことなのかなと想像すると、
“音楽と家族”と“音楽と自然”的な描写や
“世界は音楽に溢れている”との台詞もあり、
登場人物の成長を通じての
音楽芸術賛歌の作品に思えた。

ただ、原作の題名に使われている
“蜜蜂”と“遠雷”の意味については、
少なくともこの映画の範囲の中では
理解が及ばなかったし、
原作に有る無しの関係は分からないが、
意味不明の描写を多く感じたり、
キネマ旬報邦画第5位の作品にしては、
まとまりの悪い編集には感じた。

KENZO一級建築士事務所
りかさんのコメント
2023年10月1日

こんばんは♪
『旅立ちの時』、リバー•フェニックス出演作ですね。身勝手な両親のせいで逃亡生活していて才能ありながら、ピアノ🎹なんか買える筈もなく🎹を書いた紙の上で練習していましたね。
『蜂蜜と遠雷』仰るように言葉の意味は存じておりません。

りか
きりんさんのコメント
2022年11月9日

こんにちは
共感ともったいないコメントありがとうございました。

僕の推理も勝手な妄想なのです。
意味不明てでまとまりがないと僕も思ったものですから、原作も読まずに推理してしまっただけのこと。
勝手に書いたあとは怖くて原作は読めません(笑)

きりん