「原作を活かしきれていない」蜜蜂と遠雷 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
原作を活かしきれていない
うーん。どうだかなぁ。
原作の世界観が、反映されていない気がするのは気のせいでしょうか?
なんだか、悩める若きピアニスト(亜夜の事)と言う事に重きを置くあまり、その他の描写がばらばらになってしまった気がします。明石の家の描写が必要以上にありますし、逆に、塵の描写が少なくね?
それと、確かに、ステージマネージャーの優しい目線は、この作品では重要なポイントにはなっていますが、映画では、不必要にステージマネージャーを描きすぎ。
本選の、オーケストラ指揮者の件があるのなら、もっと深堀しても良いと思うんだけど、意外なまでにあっさりと終わる。
本質とは、全然違いますが、驚いたのは福島リラ。劇中(原作)ではマサルと同世代と言う事になっていると思うのですが、彼女の実年齢を知ると・・・。いや、女性に年齢の話は禁句でしたね。でも、ビックリです。
作品全体としては、ツッコミどころをあげれば限が無いですが、かなり残念な出来だと思いました。原作は、良かったのになぁ・・・。
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