「一緒に生きよう、一緒に死のう」コンジアム KinAさんの映画レビュー(感想・評価)
一緒に生きよう、一緒に死のう
ドンッッ…チリンチリン!怖い怖い…あ、ヤラセ?なんだ!よかった!え?え?あれ?怖い怖い怖い怖怖怖ンボボボボオォォ!黒目デカ目コショコショコショ…パンツパンツデカ目コショコショ…テント402402ザリ…ザリ…ズン…ズリズリズザザー!ンボボボボオォンゴゴォォングゲゲゲエェェ呪死に霊に霊に霊霊殺さ連れてか助けてやめ
本当に「ンボボボボオォ」って言っててたまげた。
王道かつ古典的かつ現代的かつ至高のアジアンオカルトホラー。
溜めと責めの間がバランス良く、びっくり要素もタイミング良く、セオリー通りではあるが破茶滅茶に怖がれた。
おどろおどろしいロケーションも素晴らしい。
画面の端っこに本物の霊がいてもおかしくないでしょう。
出てくる霊たちはホラー系ブラクラを彷彿とさせるビジュアルが多く、黒目の染みたデカ目でコショコショなんか言ってるのが本当に怖い。
完全デロデロの化け物フェイスになるより普通の顔がちょっと異常になったくらいの変形のほうがよっぽど恐ろしい。
こういうビジュアル系にほんと弱い。大好き。
せっかく怪奇事件の起きた廃病院なので、謎解き要素も入ると良かったかも。
過去に何があったのか少しでも触れられるとよりゾクゾクするのに。
後半畳み掛けるように出てくる霊にヒィヒィなりつつ自分なりに余白を埋めるのもまた楽しいのでオールオッケーだけど。
元々の病院患者の霊プラス肝試しに来て行方不明になった人々の霊も多かったと思う。
シャーロットの迷い込んだ部屋にいた化け物チックなやつは人形持ってた男性なんじゃ?とか、402でカメラに映った女子高生っぽいのは噂の三人組の一人かなとか、首吊って首が伸びた奴もいたかな。なんかみんなンボンボ言ってた。
ラスボス院長先生の大暴れとか見たいな
今回の7人も霊界へ仲間入りしたのかな。
あんな怖い思いをするんだったら、焦らされ焦らされ最後に取っておかれるよりさっさと引き摺り込まれた方が楽かもしれない。
そして懲りずに来る人来る人全て怖がらせてこっちに連れてきてやりたい。
わりと人気のYouTuberらしく撮影機器が充実しているので、POVだけど相当観やすかった。
カメラ一つだと恐ろしげなことが起きても映ってないなんてことがあるけど、本作はマルチカメラでほぼ全部見せてくれるので物足りない気持ちにならない。
隊長が監督としてキュー出しなど指示をテキパキやってくれるのでダレることがない。スイッチングも完璧。
7人の隊員それぞれのキャラ設定や人間関係の構築に程良く触れてくれるのでストレスがない。
ジェユンのポンコツ感好き。
アヨンとのビジネス不仲コンビ好き。
揃いも揃って顔が良い。推しメンはジヒョンとソンフンの主補カメラマンコンビ。
ああ、あんなに可愛かったジヒョンがデカ目コショコショ奴になってしまうなんて…悲しい。
ローアングルの顔面アップなのに鼻毛が一本も無いの笑った。写りは気をつけなければね。いや流石。
何組かに分かれて行動するので、霊からの襲われ方にバリエーションがあって楽しかった。
テント内の怪現象好き。閲覧数稼ぎでヤラセを仕込み調子に乗ってる隊長に本物を見せつけるような態度を感じた。
シャーロットのパターンが一番嫌かな。
あの全裸のナヨっとした奴は本当なんなんだ。怖い怖い。
今にも霊体ミミズが出てくるんじゃないかと最初は思っていたけど結局出てこなかったところも好き。
家の暗いところとか電気のカチカチとか風呂場がまじで怖く感じてしまうし、寝ようと目を閉じるとあのデカ目コショコショが瞼の裏に浮かんでなかなか寝られなかった。これは引きずりそう。でもまた観たい。
だーれだ!いないいないばあ!黒目グパァ
震えの表現の仕方に脱帽です。
そうですよね、永遠なんて、永遠なんて所詮概念!!安心して化けて出まくります。
ついでに辛ラーメンつまみ食いします。
楽しい思いに囲まれても死ぬことに変わりないのは嫌なのでやっぱり人肉すきすきゾンビが理想です…。
出来れば早く走れる系の邪道ゾンビ希望です。
怖がらせてごめんなさい。私も最初聞いた時は、髄液が沸騰するくらに身体が高周波振動しました。普通にいうと、震えました。が、この手のヨタ話(永遠にxxする)は極限lim n→♾で否定できるので安心して、、、化けて下さい!
と言うか、楽しかった事を思い出しながら、笑ってお迎えを待てば良いじゃないですかw
何故こうも本気で怖い映画のコメント欄で本気で怖い話をされるんでしょうか?と半ギレで詰め寄りたいところですが、めちゃくちゃ興味深すぎて7回読みました。
ありがとうございます。今まさに怖くて死にそうです。
私の一番怖いものと言えば死ぬことなのでその説には絶望しか無いですね…。
そしてもしその通りだとしたら、このホラータイムズチームのみんなは永遠に続く極限の恐怖に囚われたまま逝ってしまったんでしょうね。
化けて出てもその恐怖は続くんでしょうか。
人を呪い怖がらせているように見えて、実は自分も強い恐怖に雁字搦めになっているとしたら、それは悲しいループであると共に仄かなロマンすら感じます。
それにしても死にたくはないものです。私は人肉を食べるに特化したゾンビになりたいです。
ちょっとだけ真面目で、地味にイヤな話をして良いですか?
「人の時間感覚はヒトの脳が作り出しているもの。脳が機能停止に向かう時、時間感覚は徐々に遅延して行き、最後には無限大になる」と言うネットで見掛けた仮説。
分かり易く言い換えると、「今まさに死の間際にある人が居たとします。その人の周りには見守る人が居たとします。見守る人にとっては、ほんの10秒の時間でも、死の間際にある人にとっては"永遠"に感じられる。そして、その感覚を残したまま死んで行く」。
死の痛みも恐怖も、その人の脳の中では永遠なんだって....イヤや、それ。絶対に。
この映画を見て、ふと思い出してしまいました…