コンジアムのレビュー・感想・評価
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廃墟巡りはLIVE配信で。
廃墟巡りをしに来た若者集団が、気の毒な事になってしまうお話。
「ブレア・ウィッチ』よりも、手ブレ感が少ないので見やすいのはいいんだが。
最近流行りの動画配信設定を使った、ある意味、アイデア勝負の低予算作品かな。
内容がこんなのなので、廃墟の謎みたいなのはスッキリしないし、「この後どうなったのかは知りません。」的な終わらせ方はしょうがないよな。
「新たな挑戦者求む!」って言っても、これ以上やりようがない気がするし、怖さを求めるのも難しいしね。
まぁ、廃墟巡りはLIVE配信で。
やっている配信者なんかいるかは知らないが、実際やったら、何も起きずに終わるのか?
それとも、この作品のようになるのか?
こっちに関して、「新たな挑戦者求む!」って感じかなぁ・・・
韓国の心霊スポットに侵入
POVショットのホラー映画。
若者7人が、廃院になったコンジアム精神病院に侵入してライヴ配信するというストーリー。
チョン・ボムシク監督の弟が今作の撮影中に急性敗血症で亡くなったり、出演している俳優のイ・スンウクは撮影後に突然芸能活動を中止したりと話題が多い作品。
ちなみに裏話だが、実際のコンジアムでの撮影許可が下りなかったため、別の場所がロケ地になったらしい。
とにかく怖いのが観たいという人にオススメ。
期待外れでした
最恐と評判の作品なので期待度MAXで鑑賞しましたがブレアウィッチやパラノーマルなどの名作には及ばず普通の凡作と感じました。得体のしれないモノは得体のしれないまま、理不尽は理不尽なままのほうが怖いのです
出演者の共通点は?
怖いか怖くないか?と聞かれれば怖い映画ではない。しかし相当な低予算(俳優陣も皆良い意味で素人に見える)ということを考えれば悪くないのでは?ブレアウィッチプロジェクトよりは遥かにマシ。どうでも良いことだが、出演者が皆鼻の穴が大きいのが妙に気になった。
実在の心霊スポットが舞台
Amazonprimeで鑑賞。
韓国に実在する心霊スポット「昆池岩精神病院跡」を舞台にしたPOV形式のホラー映画で、日本で言えば「犬鳴村」的な感じ?
心霊系ユーチューバーが、国内最強心霊スポット「コンジアム精神病院跡」で生配信したら大変なことになるっていう、近年国内外のホラー映画でよく見かける物語で、正直に言えばPOV形式という設定も恐怖演出も既視感があって、目新しさはない。
ただ、感心した部分もあって、POV形式の場合「誰がカメラで撮影しているのか」を見る側は常に意識してしまうんだけど、本作の場合ユーチューバーたちがアクションカメラや定点カメラなど、多数のカメラで撮影することで逆にカメラ位置を意識させないという工夫は新しいと思うし、それが後の恐怖演出の伏線になっているのも良かった。
あと、安易にジャンプスケアに頼らず映像と独特の間で怖がらせるのも良かった。
実際の「昆池岩精神病院跡」の噂や背景を知ってるかどうかで感じる怖さは変わるかもしれない。
純度100%のホラー
デカい音ドカーン!!いきなりオバケの顔バーン!!!のような無理やり驚かせる演出が少なく(あるにはある)、またヒトコワやミステリー要素も特に無い、ただただ恐怖だけを煽るまっすぐなホラー映画。
こういうモキュメンタリー風の作品を見ると手ブレで酔ってしまうのでちょっと警戒しながら見たけど杞憂だった。
めっちゃ怖かった!途中思わず目瞑ってしまった!
稚拙なパニックホラー
基本的に大きな音 俳優の大声以外で
怖がらせるパートがかなり少なく退屈
廃病院が呪われるようになった経緯など、
事件の背景の謎解きや解明も殆ど無く
後半は恐怖におののく韓国人とずっとにらめっこして過ごす事になる
泣き叫ぶ韓国人をじっくり鑑賞したい方のみにオススメできると言える
怪異vsテクノロジー
POVのホラー映画がなぜ怖いかというと、視点がカメラマンの持つハンディカム(あるいはiPhone)に局限されているからだ。POVという手法そのものが怖いのではない。それによって視覚を極端に限定されてしまうことが怖いのだ。転じてホラー映画において視点(=カメラ)の数はそのまま安心の強度といえる。
YouTuberを生業とする本作の主人公たちは過剰とも思えるほどに大量のデバイスを山奥の廃病院に持ち込む。そこを探検する光景をライブ配信することで、スポンサーから莫大な資金を得ようという算段だ。彼らはより面白い画をより効率的に収めるべく、自分たちの身体のみならず廃病院の至るところにカメラを張り巡らせる。
こうして廃病院はあっという間に無数の視点によって完全に囲繞される。これは恐怖に対する人間理性の勝利宣言だといえるだろう。恐怖が視覚や聴覚を制限されていることからきているのなら、制限されている部分を機械に補完してもらえばいいだけの話だ。
加えて、廃病院にはスタッフたちの手によっていくつかの「演出」があらかじめ仕組まれていた。要するに閲覧数を稼ぐためのヤラセ。さて、ヤラセというのは恐怖を軽視しているからこそ可能な芸当だ。カメラの多さに対する安心感もあってか、YouTuberの若者たちはそもそも恐怖心に乏しい。
全体をくまなく見通す視点の存在と、恐怖の軽視。YouTuberたちは最新の技術と軽率なメンタルによって最恐の心霊スポットと恐れられる廃病院を単なる観光地にまで後退させかける。また彼らのヤラセを交えた心霊スポット紹介は案の定インターネットを席巻し、途轍もない閲覧者数を叩き出す。企画者の男は野営のモニタールームの中で遠からず懐に入るであろう莫大なスポンサー料を思いほくそ笑む。
しかし事態は次第に不可解な様相を呈しはじめる。ヤラセに過ぎなかったはずの怪異はいつしか本物のそれに取って代わられ、廃病院の中のYouTuberたちを苦しめる。彼らはパニックに陥り、当初の「脚本」も無視して各々好き勝手な行動を取り始める。このあたりのくだりは『バトル・インフェルノ』を想起させる(しかし本作のほうが1年ほど先に公開されている)。
空想と現実の混線というトピックはセルバンテス『ドン・キホーテ』の頃より幾度となく繰り返されてきたものだが、それを現代的に翻案すると怪異vsテクノロジーという対立軸が析出するのだろう。しかし混線が生み出す狂気にたった一人で立ち向かったドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャに比べ、ひたすら逃げ惑う以外になす術のない現代人の弱々しさよ。序盤ではあれだけ余裕を見せていたYouTuberたちは、持っていたカメラも放り出してみな恐怖に怯えだす。その精神の亀裂を見逃すことなく、怪異は一気呵成に彼らを追い詰める。
主人である人間たちがことごとく発狂し、その手綱を握る者がいなくなった無数のカメラたちは全能の視点であることをやめ、それどころかむしろ見たくもない惨劇を次々と画面上に露呈させる空洞と化す。…というのはさすがに言いすぎで、終盤は割と手垢のついたジャンプスケア演出が多かったなあという印象。倒れた定点カメラとか、頭から外れたヘッドカメラとかいった、主人不在のカメラたちを通じて恐怖を演出したほうがよっぽど怖かったんじゃないかと思う。人間の傲慢さと無力さをもっと前面に押し出してほしかった。
とはいえ本作のゼロ年代インターネットカルチャーを想像力の源とした恐怖造形の確かさには大きな拍手を送りたい。ランク付けされた心霊スポットとか、胡散臭い逸話とか、黒目が極端にデカいバケモノとか、あったよな~そういうの。韓国でも同じような感じだったというのが面白い。
POVの臨場感
韓国のPOV系のホラー映画、久々に布団を被り目だけ出し、久々にビビる気満々で観始めた。しかし中盤まで特に怖さもなく経過していく。そして、後半からエンディングに掛けて怒涛のビビらせモードに突入するも、なんだか急だし正体不明過ぎるし…モヤモヤしているとエンドロールとなってしまった。
ん〜心霊スポットには気をつけよう。
廃病院が舞台のモキュメンタリー・ホラー
多くの人が韓国版『グレイヴ・エンカウンターズ』と評するようにオカルト番組のスタッフが心霊スポットの廃病院に潜入するモキュメンタリー。
POVにありがちな「何でそこを良い感じでカメラが撮ってんだよ」というシーンもなく全て自然に撮られていて構成が上手い。
序盤のお約束の平和なシーンもちゃんと尺を取ってあって俳優陣のナチュラルな演技も良い。
女性陣が3人とも良い味出しているのもポイント。
この手の映画は大概全滅か生存者がいても再起不能がほとんどなので期待が高まる。
観終わって知ったが、この映画は実在の心霊スポット「昆池岩(コンジアム)精神病院」で撮影されたようで中々気合いが入ってる。
作品のインタビューで「何か撮影中に怪現象とかありましたか?」と聞かれて「ないです」とあっさり答える監督には笑ったw
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