「焦らしが観客の心理をくすぶる」君は月夜に光り輝く バフィーさんの映画レビュー(感想・評価)
焦らしが観客の心理をくすぶる
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北村匠海を起用しているから余計に『君の膵臓をたべたい』に似てるんだけれども…お互いが好きなはずなのに病気や環境が邪魔して素直になれない2人の独特の距離感を描くのがこの監督は抜群に上手いと思う。
それを言葉じゃなく、俳優の演技から引き出すことに毎回成功している。
それに北村匠海のポーカーフェイスがより感情の変化を表現するのに最適なんだろう。確かにこの手の役は抜群に向いている。
『君の膵臓をたべたい』の様に好きだと伝えられなかったまま、死を迎えてしまうというもどかしさは今回なくて、本当にギリギリのところで互いが好きだと認めるまでの焦らしが観客の心理をくすぶられる。
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