「中島脚本らしさ全開」プロメア コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
中島脚本らしさ全開
完成披露上映会にて鑑賞。
最初から最後まで、盛り上がりシーンばかり(色合いもあって、目が疲れちゃうとこもありましたが)。
演出的には『グレンラガン』『キルラキル』の今石監督の手法の集大成であり。
フィルム的には、今石・中島コンビの新境地とも言えます。
背景から炎のエフェクトから、画面作りも斬新で魅力的。
セリフの掛け合いは、劇団★新感線かよ!みたいなところもあり。
個人的には好きですが、このところの中島脚本の特徴である、後半「実はこうだったのだ」という説明セリフのオンパレードを、結局キャラがノリと勢いで説明内容を無視するパターンは健在。
戦いながらダラダラ喋り、役者さんは叫んでるだけで、声で感情をコントロールする演技は少なく。
なので、『グレンラガン』『キルラキル』が苦手な人や、役者さんのファンにはあまりオススメしません。
また、効果音や劇伴のレベルが高すぎるのか、劇場のスピーカー設定なのか、冒頭のレスキューアクションのセリフがほとんど聞き取れなかったことが気にかかりました。
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