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ロスト・マネー 偽りの報酬のレビュー・感想・評価
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想像とは違ったけどこれはこれで良かったです
ヴィオラ・デイヴィス、ミシェル・ロドリゲス、エリザベス・デビッキの3人の痛快な強盗劇と思ったら違っててかなりシリアスな作品でした
救われた気持ちなれたラストシーンが良かったです
ミシェル・ロドリゲスがもったいなく思えたけど、ヴィオラ・デイヴィスとエリザベス・デビッキはとっても良かったと思います
エリザベス・デビッキがとにかく美しくて、ヴィオラ・デイヴィスの存在感
セリフなしでも想いが伝わるシーンが何回もありました
ストーリーは予想できなかった真相に驚きましたが、運転手のバッシュを除いて出てくる全ての男の人のクズっぷり
いつも色気だだ漏れのコリン・ファレルが今作では全然かっこ良くなかったです
スティーブ・マックイーン監督が、「ヘルプ 心がつなぐストーリー」...
スティーブ・マックイーン監督が、「ヘルプ 心がつなぐストーリー」「フェンス」のビオラ・デイビスを主演に迎えて描いたクライムサスペンスドラマ。デイビスのほか、ミシェル・ロドリゲス、エリザベス・デビッキ、シンシア・エリボ、コリン・ファレル、ロバート・デュバル、リーアム・ニーソンら豪華俳優陣が共演。
マジでつまらない
全然面白くない。強盗にミスった男らが死に、女房がギャングから脅され結局知事宅から強盗し、リーアム・ニーソンがまあ予想通り最初には死んでいない。強盗シーンが終盤だけでショボく、ギャングの暴力シーンに意味を感じない。三人の女房に関する個人の人物描写は無駄!マジでおもろくない。コリン・ファレルの政治家役もピンと来ない。
脚本が練られていない
強盗に失敗して命を落とした強盗団の夫達に代わって残された妻達が、生きていくためにタッグを組んで強盗を完遂するってプロットはいいんだけど、脚本の粗が多すぎてまったく乗れない。
残された妻たちの中で命の危険があるのは、ローリングス夫人のヴェロニカくらいで残りの女性はやばいヤマを踏む動機がみあたらない。強盗するのに準備も稚拙だし、見ていてイライラする。
どんでん返しが用意されていて、驚きはするが、逆にここで全く話がつまらなくなった。先が完全に読めるサスペンスって退屈。日本での劇場公開は中止になったらしいが、正解だね。いくら、メッセージ性があってもストーリーがつまんないんじゃ駄作は駄作。
女性達の自立の物語。
ギャングの資金を強奪しようとして殺された男たち。その強奪した資金を返すようにギャングに脅された妻たちの物語。
ミシェル・ロドリゲスが出演することもあり、チャーリーエンジェルのような爽快なアクションを思い描きましたが、人間ドラマでした。
虐げられた女性達、そして男達に置いてけぼりにされた彼女たちが、生活を取り戻そうと必死に行動します。
名女優ビオラ・デイビスも流石です。ドア越しに犬が吠えるシーン。立ちすくむ彼女の姿に戦慄します。
アクションは、等身大の彼女たちが出来得るものだったことにも好感が持てます。
しかし、私が観たい映画としては、物足りなさを感じるアクションだったのも事実です。サスペンスとしてもとても浅く、残念に感じました。
性差を述べてはまずいのかもしれませんが、やはり女性が観た方が評価しやすい映画なのかもしれません。
2019 BD/DVD 64
それでも夜が明けるの監督だけあって秀逸なドラマです。
しかし、リーアムニーソンがあたかも主演の犯罪映画かなと思って借りた自分には期待外れでした。まあ主演かどうかは借りる前に調べればすむ話ですけど。
ちょい役なので期待せずに
妻たちの落とし前
『それでも夜は明ける』でアカデミー作品賞に輝いたスティーヴ・マックィーン監督最新作。
スタッフも超一流、キャストも超豪華。
話も面白味充分。
オスカーノミネートは逃したものの、前哨戦の映画賞ではちらほらノミネート(主に、助演女優・脚色・編集辺り)。
クオリティーは保証付き。
日本でも4月の公開が決まってたのに、突然の公開中止。
一体、何があった!? 劇中さながら不測の事態か…!?
夫を亡くした妻たち。
彼女たちの夫は、強盗団。計画が失敗、SWATと交戦となり、乗っていた車ごと爆発・炎上。強奪した大金と共に。
彼らが奪った金は、ある地元議員の選挙資金。
リーダーの未亡人ヴェロニカは、金の返済の脅迫を受ける。
そんな時、ある強奪計画が記された夫のノートを発見し…。
妻たちは夫が犯罪者である事を知らなかった。
妻たちも会う事は無かった。
ヴェロニカは妻たちを集め、ノートを元にある計画を実行に移す。
標的は、脅迫してきた議員のライバル議員。その邸宅に侵入して金を盗み、返済に当てようとするが…。
事情はどうあれ、夫たちに代わって犯罪に手を染める!
彼女たちには悲しみに暮れ、喪に服す暇や余裕など無い。
命の危険や期日が迫る中、
セレブ妻、生活苦の妻、DVを受けていた妻たちが強くなっていく。
人生を賭けた大勝負!
この手のクライム・ムービーは計画準備~実行が面白いが、本作も然り。
入念な準備、下調べ。
実戦備えての訓練。
ヴェロニカは厳しく堅物。他の妻たちから不満の声。
妻たちのやり取りはピリピリムードだが、うっすらユーモアも孕む。
遂に決行!
言うまでもなく、計画に不測の事態が…!
脚本に『ゴーン・ガール』の原作者ギリアン・フリンが参加。まさかの展開、どんでん返しは勿論。
『SHAME/シェイム』『それでも夜は明ける』などシリアス作品のスティーヴ・マックィーン初のエンタメ。
だけど、ただの娯楽作ではない。
政治と金。
人種問題。
妻たちそれぞれのドラマ…。
クライム・エンタメの中にそれらもしっかり織り込み、ドラマ性の見応えもあり。
作品自体や監督の手腕もさることながら、やはりこの豪華キャストの面々に唸る。
ヴィオラ・デイヴィスはさすがの存在感。
チームを組んだ妻たち。ミシェル・ロドリゲス、中でもエリザベス・デビッキはデイヴィスとの対峙や頭も芯も弱かったものの次第に逞しくなる見せ場があり、その美貌も映える。
コリン・ファレル、ダニエル・カルーヤ、ロバート・デュヴァル、リーアム・ニーソンら男たちはそれぞれ、標的や敵役や亡夫で脇固め。
にしても…、レンタル・パッケージがリーアム主演のB級アクション風なのはどうしたものか…。
計画の途中に現れた驚愕の“裏切り者”。ライバル議員とも繋がり有り。
全ては躍らされていたかのよう。
ヴェロニカにとっては信じ難い…いや、信じたくない。
図らずも対する事になるが…、
妻たちは引かない。挑む。やり遂げる。
これは、彼女たちそれぞれの覚悟、けじめ、落とし前。
これではB級クライムサスペンスと言われても...
出張に向かう機上で鑑賞。自ら仕掛けた銀行強盗で命を落とした夫たちにボスの金をくすねた嫌疑が掛かり、残された妻たちがその隠し金を見つけようと画策するクライムアクション。折角ラストにどんでん返しを仕込んでいるのに、ご都合合わせのような演出が安っぽく、ストーリーの流れが今一つぎこちなくて、観ていて余り乗れませんでした。それと吹き替えの問題なのかも知れませんが、主人公役のビオラ・デイビスに華が余り感じられなかったのも痛かったです。
単なるクライムアクションではない重厚なドラマ
4人の強盗犯が犯行後警察の銃撃で全員死亡、リーダーだったハリーの妻ヴェロニカのもとにジャマールという男が訪ねてくる。ジャマールはヴェロニカにハリーが強奪した彼の資金2百万ドルを一月以内に返済しろと迫る。途方に暮れたヴェロニカはハリーの遺品から一冊のノートを発見、そこにはハリーが計画していた次の強盗計画が記されていた。ヴェロニカはハリーに代わって計画を実行すべくハリーの仲間の妻達に召集をかけるが・・・。
相当にテクニカルなカーチェイスやドライなバイオレンスは物語の添え物に過ぎず、突然夫を亡くしドン底に突き落とされた妻達の苦悩を冷たく見つめ、戸惑いながらも犯行に突き進む彼女らに忍び寄る意外な罠と真実をうっすらとユーモアを交えながら描写。巧みに時制を前後させながら伏線をばら撒いてクライマックスに向けて静かに加速していく流麗な演出が実に見事で、かなりノワール寄りに舵を切ったしっとりしたドラマに仕上がっています。リーアム・ニーソン、ロバート・デュバル、コリン・ファレルといったベテラン陣ががっちり脇を固めた実に重量感のある作品です。
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