「1番の無念は夢が夢で終わったってことだろうがよ!」キングダム shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
1番の無念は夢が夢で終わったってことだろうがよ!
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映画「キングダム」(佐藤信介監督)から。
中国春秋戦国時代を舞台にした原泰久のベストセラー漫画の映画化、
漫画は読んだことはないけれど、なんとなく人気の理由がわかる。
場面設定などを文字しても説明しきれないので、
気になった台詞だけを紹介したい。
困っている主人公に道案内するシーン、こんな会話があった。
「金目当てか?」「悪いか?」「いやそっちの方が信用できる」
「こんな顔も名もわかんねぇ奴のどこが信用できんだよ」
今の世の中、狙いをはっきり示さずに、味方のフリをする輩も多い。
最後に、大どんでん返しで裏切られる・・そんなことも。
しかし目的は「金が欲しい」、金をくれれば何でもする、
その動機に裏はない。だから、信用しやすいということ。
何気ない会話だけれど、なるほどなぁ、とメモをした。
今回、取り上げたのは、もう一つのシーン。
「無念だった」というセリフが飛び交う中、
主人公の1人が、こう言い放つシーン。
「無念、無念って、1番の無念は夢が夢で終わったってことだろうがよ!
もしお前が本当に死んだ奴らのことを思うんだったらな、
そいつらの見た夢を叶えてやれよ!」
死んでいった人たちの夢が夢で終わらないよう、弔い合戦をする。
そして、必ず勝って、少しでも夢に近づくようにしてやる。
それこそが「無念」という気持ちを行動で表すこと。
そう教わった気がする。漫画、読んでみようかなぁ。
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