劇場公開日 2019年4月19日

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「キャスティングの妙」キングダム META坊さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0キャスティングの妙

2019年4月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

紀元前の中国が舞台で、登場人物も全て中国人なのに、演じているのは日本人だというのは置いといて、とにかくキャスティングがお見事。

皆ハマり役で違和感が無いが、特に漂/嬴政役の吉沢亮は、この人以外考えられないくらいにハマっている。

本多奏多も小憎らしい成蟜がぴったりだ。

山崎賢人も、今まで見てきたのとは違う、こんな役も出来るんだと感心したし、橋本環奈も頑張った。

大沢たかおの存在感も半端ないが、なんと言っても長澤まさみですよ。

男だらけの殺伐とした映画でも、彼女が登場するだけでパッと明るくなる。

スタイルが良いだけでなく、アクションも卒なくこなすし、やっぱり華がある。
和製ワンダーウーマンだ。
惚れ直すね(笑)

そんなわけで、役者さん達はとても良かった。

しかし、映像はどうだろう。

まず気になったのが、嘘臭いライティング。
どう見てもこの時代に似つかわしくない人工照明にはガッカリだ。

あと、スケールの大きな作品のはずなのに、CGのせいか、そのスケールの大きさが感じられない。

そして、スピード感も迫力もある戦闘シーンは素晴らしいのだが、ワイヤーアクションの動きがどうにも不自然で、冷めてしまう。

それでも総合的にみたら、とても面白い作品に仕上がっていて、原作ファンも、原作を知らない人も、楽しめるのではないだろうか。
個人的には続編が観たくなるほど面白かった。

ONE OK ROCK がいいね。

META坊