「ヨーロッパにおいてのトランスジェンダーの理解度」Girl ガール アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)
ヨーロッパにおいてのトランスジェンダーの理解度
ララを演じた俳優はシスジェンダーらしい。ということは男性ですよね?ということはあの表情も仕草も演技?完全に女の子でした。そのことにまず驚き😳
そしてトランスジェンダーに対する理解が日本とはかなり違う。男性とわかっていながら、女性のダンサーとして入学を認める学校やまだ未成年なのに性転換手術の話を本人、親、医師で進めていく。親戚もみんなララ(本当の名はヴィクトル)を女性として認めている。
学校でもララがトランスジェンダーであることをみんなわかっているし、区別することなく接している。凄い。でもララの才能に徐々に嫉妬する者が増えてきて陰湿なイジメが起きてしまう。
ただでさえ入学が難しい名門校に体験入学でき、正式に入学が出来る様に必死で練習に励むララ。それだけでも大変なのに,毎日のテーピングやストレス。ホルモン療法とかなりのストレスだろうに。
ララの母親は一切登場しないが,父親がとても理解があってララは救われている。全てを受け入れて性転換手術にも共に向き合い、ララの為に引っ越しも転職もする。とてもいいお父さん。
いくら理解のある人達が周りにいてもやはり辛かったのだろう。ラストのララの行動が衝撃的。2年が待てなかったんだろう😰
主演の俳優さんの美しさに魅了された映画でした。
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