映画 ゆるキャン△のレビュー・感想・評価
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豊かな生き方してる5人
キービジュアルが好き。『五等分の花嫁』なんか5人のヒロインが綺麗なウェディングドレス着せてもらっているのに、こっちの5人のヒロインはくそダサい作業着である。せっかくの映画のキービジュアルなのに華やかさのかけらもない、でもそれが『ゆるキャン△』だなと妙に安心した。なにも美しく飾らなくてもいい、肩の力抜いて生きられるのって幸せだと伝わるというか。 内容は意表をついて大人になったリンやなでしこたちがキャンプ場建設に挑むというものだが、作品の雰囲気を壊すことなく、大人になってぶつかる壁が描かれていた。それぞれの道を歩んでいた5人が再び集まり、自分たちの夢となるキャンプ場建設に乗り出すが、思わぬ挫折を経験していく。5人のそれぞれの人生の事情も描かれ、社会人のドラマとして成立させながら、独特の「ゆるい」空気感も維持していた。この5人は、それぞれいろんな課題を抱えて生きているのかもしれないけど、豊かな人生を送っていると思う。この映画には「心の豊かさってこういうこと」というのがある。
ファンはもちろん、一見さんでも楽しめる社会人5人のアウトドア系ガールズ物語。地方経済を考え上でも意義深い。
女子高校生たちが社会人となってからのシリーズ初の映画化。 東京のアウトドア用品店で働く「なでしこ」、名古屋の出版社でタウン誌の編集者として働く「リン」、山梨の観光推進機構で働く「千明」、山梨の小学校で働く「あおい」、横浜のペットサロンで働く「恵那」の5人が日々の仕事をこなしながらもアウトドアの楽しさを忘れずに連絡を取り合っています。 そんな物理的な距離が離れていたり、仕事に追われたりしながらも、根底にある想いは一緒ということで、あるプロジェクトを進めます。 その四苦八苦する様子なども含めて、地方経済の今後の在り方などを考える上でも非常に意義のある試みだと思いました。 何より彼女らが楽しそうなのが伝わり、見ていて微笑ましいのです。 本作では、まず冒頭に配給・松竹のマークが出ますが、その画面の直後から「ゆるキャン△」っぽさが発揮されています。 そして、5人はスマホで連絡を取り合っています。 通常は2人の場合でも上手く画面構成ができず、読みにくかったり分かりにくくなってしまう面があります。 ところが本作では、全く混乱せず、非常にスムーズに彼女らのやり取りが分かるように構成されていたのです! また「飯テロ」といった言葉がありますが、アウトドアで食べるご飯がとても美味しそうに描かれています。 このように本作ならではのセンスも上手く発揮されていて、「見るアウトドア映画」というジャンルを切り開いています。 これまでのファンはもちろんのこと、予備知識がなくても「体感できる作品」になっていました。
悪くはないが良くもない
面白くないとは言わない だけど意外性に欠けすぎていて わざわざ映画で見るような話かと思った TVアニメはTVアニメの 映画は映画の それぞれの楽しませ方があると思うが この映画はTVアニメのそれを越えてないんだよ なので間延びしてるというか 寄せ集め的な感じがしてそれほど楽しめなかった
子供から大人へ。楽しむ側から楽しませる側へ。
アニメ1期から通して見た。 毎週の様にキャンプしてキャッキャしていた子たちが、大人になってバラバラの場所で頑張ってる姿に成長を感じた。 青春時代に思い切り楽しんだキャンプを、今度は誰かのための楽しみにしたくて頑張る事にも、ちゃんと大人だなと。 大人になったからこそ出来る事や、見えてくる大変さに向き合ってやり遂げたのは凄い。 情熱的で、でも心地よいゆるさの良い映画だった。
賛否両論もよくわかる
個人的にはだめだった ゆるキャンファン向けの一応の区切りとして作ったのだろうか? 題材がゆるキャンにあってないとおもう ゆるキャンはモラトリアムの中でゆるーくキャンプしているのが良いのに 社会人の生活がそこに入ってきては駄目だろう それに、移動含め、キャンプ地周辺の観光を丁寧に描写しているのがゆるキャンの魅力では無かろうか うーん…
土手での恵那とちくわのシーンがたまりません。
大人になった「のくる」のメンバーが、県の遊休施設をキャンプ場に改装する為に奮闘する物語。 人気TVアニメのオリジナル劇場版です。 5人組のゆるふわ感をベースを大切に、それでも大人になった彼女達の頼もしさ、そしてほんのちょっぴりの寂しさをしっかりと描きます。 やや抑揚のなさを感じることもありましたが、敢えて日常をしっかりと描いた・・・と考えれば、この作品の長所を外さなかった・・・と捉えても良いかもしれません。 キャンプの楽しさ、キャンプ場作りの高揚感、説得力のあるアクシデント・・・に、説得力のある結末でカタルシスを感じるラスト。日常系の映画としては、とても完成度の高い映画だと思います。 ただ、それでも、もう少し現実感を感じたかった・・・というのも事実です。 今時の若者のように「タイパ」って言葉を使いたくはありませんが、日々忙しく仕事に追われる社会人が、無給でキャンプ場作り・・・って限度があるでしょう。 県がGOをかけたら当然業者が入るわけですし、運営を開始したら管理人を雇うことになるでしょう。 もっと色々な人を巻き込んでも良かったように思います。あおいの教え子とか、あかりの学友とか・・・彼女達のキャンプへの想いとゆるふわな前向きさが、周囲を巻き込んでいく・・・というのがこの映画なんだと思います。実際に、その描写もあります。 それなら、もっと多くの人たちを巻き込んだ方が物語としても盛り上がりますし、説得力も上がるように思います。 私的評価は4にしました。
みんな大人になった
アニメのゆるキャンを見て、キャンプに興味が湧いて始めました(^^)。 映画ではもう大人になったみんなの奮闘がメイン。 キャンプの楽しさを伝える目的でキャンプ場を作る。 それはそれでアニメ見てた人は楽しめたと思うけど、全く初めてゆるキャン見た人が楽しめるかは怪しい〜。 もっとキャンプそのものに焦点が当たった映画が良かったなあ。
噂通りの鉄◯ダッシュ
テレビシリーズ、ドラマ、全部観ていますので背景、キャラが頭に入った上で鑑賞。 ・各務原、志摩の髪の毛がショートになっているところで時間の流れを実感。 ・みんながそれぞれ車に乗ってるんですが、それぞれぴったりだなあと感じました。志摩のバイクはおじいさんのお下がりだよね??? ・キャンプ場作りはまんまダッシュですね。女の子でやってみました、ですが、今後の運営ってどうするんだろ?という素朴な疑問。 ・テレビアニメもそうですが、この作品の一つが背景、風景の美しさ。それが映画館のスクリーンだからこその迫力と美しさを併せ持ったものでした。素晴らしい。 ・よく出来たストーリーで初見でもまごつかない優しいストーリー。誰も不幸にならない安心感はやっぱりゆるキャン。 ありがとうございました。
自分たちのキャンプ場を作って、ゆるキャンデビュー
私はインドア派である。 休日の過ごし方は専ら映画鑑賞。劇場に行くか、無い時はDVDもしくは配信三昧。 かと言って、アウトドアに全く興味も関心も無いという訳ではない。何処までがアウトドアの括りが分からないが、 外食は好き。弟や友人らとちょくちょく。 外食のみならず、時には旅行も。弟とは年一回温泉旅行(今身内は私と弟の二人のみ)。友人らともコロナ前は年一回旅行に行ったもんだ。札幌とか東京とか、何と言ってもUSJ。 旅行が最たるものだが、友人らとバーベキューもしたもんだ。コロナの煽りでバーベキューが出来る自然公園は閉鎖してしまったが…。 キャンプはした事ない。我が県にもキャンプ場は結構あるようだが、色々用意も必要だし、なかなか赴ける機会が無い。 でも、一度はやってみたい…。 そんなキャンプを、ゆる~く疑似体験出来るのが、本作。 緩やかなキャンプ(=“ゆるキャン”)を楽しむ女子高生5人を描いた人気コミック。 それをアニメ化し、2シーズンとスピンオフ。 本作はその劇場版。 ちなみに…と言うか、いつもながらコミックもアニメも未見。タイトルや大まかな概要だけは知っていた。まあ、そんな小難しそうな話ではないし。 何となく興味を惹かれ、鑑賞。こういう可愛い女の子たちのアニメは(こっそりと)嫌いじゃない。 『けいおん!』のキャンプ版として見れば。それに話もアニメシリーズを見てなければ入っていけないというものでもなかったのもありがたかった。 アニメシリーズでは高校生だが、本作では社会人に。各々仕事に就いている。 なでしこ。主人公の一人。東京のアウトドア用品店勤務。 リン。もう一人の主人公。名古屋で出版社勤務。 千明。東京のイベント会社から地元の山梨の観光推進機構に転職。 あおい。山梨の小学校で教員。 恵那。横浜でペットサロンのトリマー。 初めましてのアニメはまずキャラを覚えるのに一苦労。でも本作は髪の色がそれぞれカラフルで、性格も個性あり。難なく覚えられた。 そんな5人が卒業以来集って、久々の“ゆるキャン”。 …ではなく、 自分たちでキャンプ場を作る。 言い出しっぺは千明。地元の郊外に放置された施設跡地。 ここをキャンプ場に作り変えたら…。 帰郷したリンにまず声を掛け、SNSで友人たちにも発信。 皆、乗り気。仕事の合間や週末を利用して、役割も決めて、キャンプ場作り開始! キャンプ場って作れるものなの…!? 勿論手続きや目的などは必至。それを届け出て認可されれば、後は自分たちの理想のキャンプ場作り。 グループ、ソロ、子供の遊び場やドッグランも。 夢やイメージ広がる。 ある物を再利用したり、地元の人たちにも助力して貰ったり。 “ゆるキャン”ってくらいだから、気長に…って訳じゃない。今は冬。夏にはオープンを目指す。後半年! 大変。やる事もいっぱい。 でも、また5人で集まって何かをやる事が楽しい。 キャンプ道具のあれこれやうんちくいっぱい。やはりこれらの拘りを感じるリアルな描写。 キャンプが題材なので、自然描写は本当に魅力。実際にある場所も登場しているらしく、これらもさすが日本アニメの画力と表現力。 キャンプの醍醐味は、食事。美味しそうな料理を手作り。あの“サーモン祭り”なんて食べてみたい~! それから、恵那の飼い犬、ちくわが超キュート! 登場キャラ皆、善人だけ。キャンプ描写はリアルだが、雰囲気や話はファンタジーみたい。ツッコミ所や無理設定も感じるには感じる。各々仕事との両立は大丈夫…? そもそもそんなに上手くいく…? 話の展開はゆったりまったり。ドラマチックな展開は起きない。唯一、思わぬ物が出土され、キャンプ場作りが白紙になりかける。が… ただただ、この世界観に身を委ねて。 女の子たちのずっとずっとの友情も素敵。 “ゆるキャン”初体験だったが、なかなか心地よかった。 機会あればアニメシリーズデビューも。 実写ドラマもあるらしい。こちらキャストが魅力的。 それらもいいが、でもやはり、実際に“ゆるキャン”してみたい。 色々大変かもしれないが、でもきっと楽しいんだろうなぁ…。
何かを作るっていいよな
アニメとドラマは全部観ての鑑賞 面白かった! あのメンバーが大人になってるだけで感情移入してしまう キャンプ場を作るとかこのアニメだから映える 盛り上げるのに必要なトラブルもしっかりあり、映画としても見応えあると思うわ と言ってもそんな大したトラブルでもなく、展開が読めてしまうのは仕方ないけどね おすすめの映画です
期待しすぎた
ゆるキャンの映画ということで期待値が爆上がりしてたせいでなんかパッとしなかった キャンプ場を作るという新しい事にチャレンジするのは良いんだがそれにしては2時間という上映時間はキツい、しかもみんな大人になってるからそこらへんの紹介とかもあるから「キャンプ場を作る」という本筋?が薄くなってしまってる感じ、キャラも多いから一人一人も薄いし。
若い娘5人が作業着を着て、黙々と草刈りする姿に感動した!!
こんな彼女たちが災害地の復興ボランティアを出来る人たちなんだなぁ。 対価を求めない生き方に、感動する。 アウトドアで食べる美味しいキャンプ飯に舌鼓を打ち、 離れ離れに働く女友だち5人が集結して、またひとつのことに取り組む姿を、 まったりと描く『ゆるキャン△』映画版です。 山梨県の過疎の村で、 数年前に閉鎖された施設跡地を、 「キャンプ場を建設しよう!!」 そんな内容です。 ゆるキャン、初体験。 ゆるキャンのキャンはキャンプの事だったのか? はじめて知ったほど無知でした。 本栖高校を卒業して数年、 各務原なでしこは、東京都内のアウトドア用品店勤務。 名古屋のタウン情報誌の編集部で働く志摩リン。 山梨県の観光推進課で働く大垣千明。 小学校教師の犬山あおい。 そして斉藤恵那の5人。 山梨県観光推進課勤務の千明に、山梨の閉鎖された施設跡地の有効利用を 尋ねられて、 思わず「キャンプ場にしたら?」と、答えたリン。 千明がみんなに声をかけた事で、 「みんなでキャンプ場作るぞ!!プロジェクト」がスタートする。 東京在住のなでしこ。 名古屋在住のリン。 集合は山梨県。 大人になった彼女たちは学生時代よりちょっとだけリッチ。 車を持つ者。 バイクのリンは名古屋→山梨、片道4時間飛ばして往復する。 草刈りや整地やゴミ片付けを黙々とこなす5人。 お金のためにではなく、仲間が集まる幸せ! 集いの場所を築く幸せ! 敷地からなんと縄文土器が発見される・・・なんてアクシデントで、 プロジェクト頓挫!? かと思われたが・・・ 元気だけは無限大にある、 そう言うなでしこ。 イイなあー、若さって!! 男に声をかけない彼女たちは潔い!! 大人になっても出来ないことってあるんだね!! (それも、大人になってはじめて気付いた事) 仕事の責任は重くなり、自分の時間も減る。 でも、仲間たちの絆は永遠。 彼女たちはこれからも、まだ見ぬ日本、そして世界を、 知らない地球をゆるゆると体感する筈だ!!
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