「アンタ、あの子のなんなのさ」ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
アンタ、あの子のなんなのさ
2000年中国凱里、父親が死に久々に故郷に帰った際に出会った女性を切っ掛けに、思い出の女性や幼なじみの記憶と夢が交錯していく話。
出会った女性が似ていたことから、本当の名前も年齢も知らない、忘れようとすると夢に出て来る女性の行方を捜す主人公。
彼女のことや、鉱山で死体が見つかった白猫と言うあだ名の友人との思い出にまどろみ、夢をみて、又、彼女を捜してと繰り返して行く。
まったりとした雰囲気は、それはそれで良いのだけれど、なんとなく思い出の女性の足跡を追っているだけで、明確に何かがある訳ではなく、ストーリーらしいストーリーもない。
後半約1時間のところからラストまで、主人公が映画館で3Dメガネを掛けて映画をみる体で、彼の夢の中のシーンとなっていくけれど、特に動きがあるでもなく、なぜここから3D?
しかも、まあ夢なので話の中味も流れも支離滅裂。
最初から最後まで、まったりまどろむ雰囲気を楽しむ作品という感じで、内容そのものにはこれと言った面白味はなかった。
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