LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯てのレビュー・感想・評価
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おもろいハチャメチャ
このハチャメチャな展開と俗っぽい誹謗がとってもいい。警察官の間宮、デリヘル嬢、婦人警官、ヤク売人、デリのメネージャー、順番でキレているところも面白い。ストーリーのどんでん返しを楽しんで作っている感じ。ひさしぶりにこんなB級っぽい映画を楽しめた。結論なんかどうだっていい。三上博史、まだまだいけるじゃん。宅間監督の映画、他にもみてみたいと思った。
マスタードは…
勤務中にラブホテルにデリヘルを呼びお楽しみの刑事ところへ警察官である妻が乗り込んで来たことから巻き起こる話をカバンに仕込んだカメラの映像でみせるというモックドキュメンタリー。
カメラを仕込むところから始まるというシチュエーションからどういうことかとは頭にあったし、もしかしたらというところもあったけれど、次から次に乗っかって来るハチャメチャな状況と展開に、ラブホテルを舞台にしたコントだなと思えてくる。
あり得ないだろうと引っかかっていたところは一応納得させてくれるし、そんなアホなという程のご都合主義満載だけど、まあこういう話だしというところで面白かった。
エピローグは執拗過ぎて…もうちょっとスマートに行かないもんかね。ラストが安っぽく感じた。
DVDには3パターン入るそう(笑)
舞台挨拶付きの回で鑑賞。
裏話や苦労話が聞けて良かったが、低予算映画にありがちな、苦労した割には観客に伝わらないというパターンだったなと、しんみりした(笑)
ワンカメラワンショットを売りにしてたが、結局それだけが特徴で、他に目新しさも無かった気がする。ストーリーもそれ程ビックリする内容ではなかったし。
固定カメラで長回しなので、ワザとなのかどうか、時々演者がフレームアウトしてしまって、音だけで状況を想像しないといけないシーンも多かった。
舞台挨拶の時に、DVDには3パターン入る予定と言っていたので、最初からDVDでのヒットを狙ってたのかな?と勘ぐってしまった(笑)
どう考えても、テレビでは放映され辛い作品だろうなーと思ったし(爆)
その全ては”因果応報”
ワンカットワンシチュエーション風の舞台劇。斬新だったのは、カメラ自身もシーンの小道具として鞄にいれた『隠しカメラ』を役者がその都度アングルをさりげなく換えながら撮影されていくという体の作りとなっている。その撮影方法はもしかしたら過去にも試みられているとは思うが、自分としては初めて観る手法である。俳優陣もインタビューで答えていたが、かなりの用意周到な準備とその伏線張りの順序等を演技に交えながらの行動に驚かされる。
とはいえ、ストーリーそのものは、かなり無理のある設定だったのではないだろうか。リアリティは限りなく薄く、なので演技も又どうしても演劇っぽいオーバーリアクションに始終してしまう。勿論、メタ構造であるから、作品の中で入れ籠のように演技をしているからと言ってしまえばそうなのだが、まぁご都合主義的な流れがどうしても鼻につく。
内容としては、それぞれスネに傷を持つ刑事と婦警が、お互い弱みを握られているデリヘル嬢とヤクの売人を自分たちの手を汚すことなく始末しようと計画を企て、遂行する奮闘記を隠しカメラで証拠としてお互い持ち合うという流れである。まぁ、そのドタバタはそれなりにコントなのだが、役者がやるコントなのでハッキリ言ってキレは悪い。気が強くなったり弱くなったりがどうしてもワンカットのため、スイッチではなくボリュームのように膨らんだり萎んだりしてしまうので、テンポが悪いのである。芸人ならばそこは切り替えの速さを武器にするのだろうけど、酒井若菜も三上博史もベテランとしてその懸命さは認めるのだが、波に乗れない、リズム感の悪い演技になっているようにみてとれた。結局、こんな大仰なプランが必要だったのか、もっと何か無かったのか、この計画の収拾先としてデリヘル店長に引っ被らせるのは荒唐無稽というより”イミフ”(何で店長は借りが出来たみたいな態度でスゴスゴ引き下がったのか?あれではそれこそ第3の共犯者じゃないのか?)と、ツッコミを入れたくなるようなグダグダ計画が取り敢ず無事成功し、晴れて2人の共犯関係は成就されるのだが、実は今作品のキモはそこではない。実はこの三文芝居も何もかも、スタッフロール中のお互いの安定した幸せな生活を余りにも執拗に映し出す所で、疑念が湧いてくるのである。ここまで2人の成功を映像化する必要があるのだろうか?、これこそ“吊り”なのかもと・・・・ そして案の定エンドロール後の横断歩道での衝撃のシーン・・・お互いに街であっても無視しようと決めた”フリ”もここで生きてくる。
明らかに全ての伏線はポスト・クレジットシーンに撒き餌として容姿周到に練られた構成である。これには思わず情けないが声を上げてしまったw かなり面白い結末である。アナウンスが無かったから、知らなければエンドロール中に帰ってしまう客もいるのではないかと心配になる程、中々のシーンであり、VFX技術の精巧さも目を見張るモノがあった。
酒井若菜があの年齢でも見事な巨乳で、折角揉みしだかれても脱がなかったのは非常に残念として言えない。ここは覚悟を持ってバストトップは出すべきだったのでは?元アイドルの女の子があれだけ体張ってバストトップ披露しているのに、ベテランが脱がなきゃ示しが付かないんじゃないの?と、苦言を呈することを最期に付け加える。
ケチャップ
㊗️14年ぶりの主演!前はなんやろ?「パラサイト・イブ」?それとも「孔雀王」?…(^^;;
いやー作りも演技も尖ってる!ワンシチュエーションで飽きさせず観せる演出はなかなか秀逸!少しオーバーアクト気味も三上節!
長回しワンカットとかカメラアングル効果で、舞台的な演出のドタバタ劇...
長回しワンカットとかカメラアングル効果で、舞台的な演出のドタバタ劇な前半。
一変する後半に面白い展開が待っていた。次から次への伏線回収に納得しながら予想外な展開に意表を突かれた。
追い討ち、最後にガラリと雰囲気が変わり、その流れからのエンドロールも同じ映画と思えないほどの変わり様、とても良かった。
がスッキリしないのはいろいろと辻褄あわせが気になるから。実はこうだったという舞台裏が沢山あるんだろう。
そして重要な濡れ場の描き方、ちょっと雑じゃないだろうか?もっとエロいの知ってるよ!って思ってしまった。ゴクりって感じの見せて欲しかったな。
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