劇場公開日 2019年5月17日

  • 予告編を見る

「ちくしょうダー子め」コンフィデンスマンJP つとみさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ちくしょうダー子め

2024年3月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

評判も良くテレビ版を観ていなくても大丈夫との噂もきき、非常に楽しみにしていた本作「コンフィデンスマンJP」あとからロマンス編の副題がついた。

簡単な人物紹介から始まるのは初見の私には有難い。しかしストーリーが進んでも中々面白くなってこない。
30分、一時間と進み、これはキャラクターを知らないと楽しめないのではないかと思い始めた。
そして、なぜ面白くないのかあれこれ考え、終いには同じ詐欺師物の「スティング」が傑作である理由にたどり着く。
細かい事を言い出したら沢山あるが、結局はハラハラしたりドキドキしたりしない、ワクワク感の欠如が「コンフィデンスマンJP」が退屈な理由だろう。

ロマンス編という副題にも苛立ちを感じ始めた終盤、これはダメだなと半分諦めた。
良かったところはコミカルなところと長澤まさみが今までで一番輝いているかもしれないところくらいだ。

やっぱりテレビ版観てないと楽しめないなと確信した残り数分、奇跡がおきた。
観ていないと意味がわからないだろうからネタバレにはならないと思うのでこのまま書くが、最後のダー子の手紙には参った。
何だかものすごく可愛くてここまでの退屈を全部許そうと思った。
これはロマンス編ですわ。落ちた(誰が?)

コメントする
つとみ