「お家芸」コンフィデンスマンJP U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
お家芸
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長澤さんが楽しそうだった。
だが、全編通してクスリともしない。
エンドロール後の生瀬氏でようやく笑う。
脚本的にはなかなかに凝った作りで、後半の展開にはどこまでがシナリオなんだろうと勘ぐりはするのだけれど、後に続くネタばらしに爽快感をあまり感じなかった。
なぜか、なんでなのか凪いでさざ波の白い波紋が漂う砂浜にいるような感覚だ。
別にこの作品に限ったわけじゃない。
この手のフジ系列の作品に総じてそおいうものを感じる。
これは最早、お家芸なのかと思う。ドラマを観てるはずなのにバラエティを観てるようだ。
目の当たりにする俺にも理解できない。
上滑りを感じる演技のせいかとも思うのだけど、三浦氏や竹内さんは良い仕事してると思うし、長澤さんのはっちゃけ具合も嫌いじゃない。
勿論、皆さま、他の作品に出てる時に同じような印象を抱く事もない。
…不思議なのだ。
まるで、お祭り騒ぎというか打ち上げ花火というか…後には何にも残らない。
楽しけりゃいいじゃん!
その役割は意義のある事でもあるのだが、コメディを観てクスリともしない現状をどう消化すればいいのやら…。
泡のようなもんで、次から次に同じような作品が浮かんできては、弾けて消えていくのだろうな。
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