タイガー・バレットのレビュー・感想・評価

序盤は歌やダンスの場面が多く、うん？ってなってたけど全体的に物語の作り込みが素晴らしかったです。

中盤以降からかなり面白くなるのがなんかズルいなw

まさかの黒幕

アクションシーンが圧倒的強さ過ぎて笑っちゃった。
今はインド映画のダンスシーンもクラブシーンとかだけにして馴染ませようとしてるのかその辺の変化も面白かった。

インド映画らしさ全開。歌と踊りで華やかな演出が印象的。アクションもド派手。
歌も踊りも素晴らしいんだけど、タイガー・シュロフのアクションを見たくてレンタルしたんで、正直ダンスシーンや長い回想シーンは早く終わらないかなって思って見てました。

不可解な誘拐事件の真相に迫るのも面白かったし、一筋縄ではいかない展開も良い。
ラストの『会いに行こう。』って自殺でもする気か？と思ってちょっと身構えちゃいました。

ただ、ジャングルでの戦闘はちょっとやり過ぎっていうか、無敵過ぎて笑っちゃう。

原題「baachi2」とのタイトル。前作があったらしいw

インド軍隊にて４年間山籠もりしていた軍人主人公ロニーが、誘拐された元彼女ネーハの娘リアを救うべく下山する話。

ネーハとの出会い、過去を回想シーンで語るが分かりづらく、またインド映画らしく何かと歌と踊りを絡ませて長いw
（これを簡潔にすれば30分は短くなる。）

まぁ、主体の子供誘拐ネタは面白味を感じます。
中盤の事件からの展開やシリアスさは良いと思う。

ただし、格闘やアクションシーンはスローモーションや切り替えをやたらと活用するもんだから迫力も無い。
1番欠点はいくらやられても、痛そうに見えないんだよね。
（ラスト以外）

最後は何故そう言う場になる？ジャングルっぽくなる？
軍用ヘリまで出てきてそうなる？
何故上司が「お前の戦争は終わったんだ？」と迎えに来るw？
後半ランボー似と言われてもしょうがないけど💦。
変な所にお金を掛けるインド人。

インド映画は独自の変化球があります。楽しめる部分と楽しめない部分が。

最後に、いじられ役である泣きべそボスコの顔が観たかった😅

ウキウキワクワクの無い珍インド版ランボー！
私の偏見ですがインド映画にはウキウキワクワクの音楽と踊りを求めているところがあります。しかしながら今作は現代に蘇ったスマートなランボーです。勝手に期待して勝手に裏切られただけですが見終わったあとの高揚がありませんでした。残念。あ、アクションは悪くないですよ！

４年前に別れた女が突然やってきて、娘が誘拐されたので助けて欲しいという。
夫や学校の関係者に事情を聴きに行くが、娘なんていない、という。
主人公の暴れっぷりはランボーも真っ青で、強いのなんのって。