「完成度が高い伝記映画」ホワイト・クロウ 伝説のダンサー SHさんの映画レビュー(感想・評価)
完成度が高い伝記映画
31st TIFF コンペティション
ソ連時代にバレエダンサーが公演中に亡命した伝記映画。
歴史を語ることに徹底した絵づくりは秀逸。3つの時間軸が入り組んでいて、多少戸惑うところもあったけれど、その入り組んだ作りもかなり意図的なものと見ることができたので、相当完成度の高い映画と感じた。
物語は昔よく見聞きした事柄が並び立てられているような印象で、多少退屈な気持ちになってしまった。しかし、終盤の緊張感は見事で、それほど激しいわけではない出来事にハラハラドキドキの連続だった。
コメントする