劇場公開日 2019年6月22日

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「慟哭に震える魂の救済」アマンダと僕 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0慟哭に震える魂の救済

2019年6月26日
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悲しい

予告編だと「仲のいい姉弟だったのに、事故で姉が死に、姉の娘を弟が引き取るかどうか悩み、だんだん家族になっていく」っていう、漫画『マイガール』みたいな展開かと思いきや!

全然違った!
ある事件で姉の命を失い、恋人のピアノ奏者も右腕の動きを失う。
恋人は、悲しみとトラウマを抱え、怯えながら田舎に行ってしまう。

主人公は姉の娘をどうこう出来る心の状態じゃなくて、悲しみと喪失感で、歩いていても仕事していても不意に泣き崩れてしまう。
誰にも頼れない状況で、しかも育てる自信のない姉の娘を抱え、どう生きていけばいいのか?

事件の遺族や被害者の家族らの、悲しみに打ちひしがれ、慟哭とともに彷徨する魂は救済されるのか?というテーマの作品であった。
重い。
が、つまらないわけではない。
生きていくことの意味を感じさせてくれる、すごい仕上がりでした。

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コージィ日本犬