「意外性がない」月極オトコトモダチ ニックルさんの映画レビュー(感想・評価)
意外性がない
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主人公がLGBTの気があるという事が分かるシーンで観客はあっと驚かされないとならないと思うのだが、あそうなんだという印象にしかならない。寝込みにキスしようとして分かるというのも芸がない。
その前のシーンで男と寝ちゃうとかあればいいのかなと思ったかな。ルームメイトとの関係性に謎をかけといた方がという気もする。男も男で自分の気持ちを言わないからさっぱり話が前に進んでいかない。それで第三者の同僚を使ってどうにか関係を動かそうとするんだけど、自然に動いちゃうように組まれた強さには遠く及ばない。
男の事も女の事も好きになっちゃいましたというような事はありえる話なんだろうけど、優先順位がどちらにあってというのが明確でない所が共感しづらい。
言葉は受け手によって受け取り方が変わる、と格言めいているが、受け手の感想は変わっても受け取り方はなるべくバラつかないようにするのが映画の語りではないのだろうか。
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