「アメリカの暗部を観るようで、暗澹たる気持ちになります。」ホワイト・ボーイ・リック よしさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカの暗部を観るようで、暗澹たる気持ちになります。
白人なのに黒人ギャンググループの信頼を得た為に、FBIの情報提供者となった少年の物語。
実話を基にしたお話のようです。
それにしてもFBI酷いことをしますね。年端もいかない少年にギャングの情報提供を強いるとは・・・しかも麻薬取引までさせるとは、アメリカでは問題にならなかったのでしょうか?
映画としては、少し抑揚にかいて単調な印象です。情報提供・・・と言う部分の緊迫感もそれ程ありませんでしたし。ただ、子供を抱いた少年と父親のシーンが、鑑賞者である私にも温かく感じられて、とても良いシーンでした。それだけに、そこから麻薬取引にのめり込む少年の心情が、とても理解し難いものに感じました。
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