「福田調コミカルが過ぎる」ヲタクに恋は難しい うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)
福田調コミカルが過ぎる
福田組の面々も入り、原作に無かったような事も盛り込んで、一般向けにしようとしたのは解る。
が、それで面白いか?と聞かれたらもう1つとしか答えられないのがこの作品の評価だろう。
妙にミュージカル調のシーン入れたりしているが「ふーん( ・-・)」でしかない。
正直無くていい、踊ってまで表現する様なことじゃないし、この作品で実験的な事しないでほしい。
原作も見目麗しい宏嵩と成海のじゃれ合いを楽しむもんではあるが、小柳、樺倉も同様であるが、なんだろうコレジャナイ感が…。
キャラクターいじるのは良くある事だが、原作でしないような事させたり関係性変えるのはやりすぎでは?
一本の作品にするとして、すでにライトユーザーに支えられつつあるこの作品、オタクの様態をワザワザ面白おかしくしなくても、観る人には通じるのではないか?とオーバーさもチャチなSEも付けなくていい。
成海(高畑充希)の早口オタク言語はまぁ分かるが、無機物にまで受け攻めの感覚が発生するのはちょっとわからん(笑)
同様に女性も男の趣味など理解し尽くすのはムリだ。
ただ、成海の趣味への傾倒振りはコミカルで楽しい。
コミケで販売してる姿や買ってる客との会話など、入れあげてる具合が微笑ましい。
買い子の仲間との会話も微笑ましい。
ネットスラングが飛び交うのを見ると、生で聞いたらこんなんか?みたいには思う…ってかホンマにあんな会話しよるん? と言うのが気になった。
小柳、樺倉の改変は原作読んでると許せないレベルだろう。
リアルに小柳と蒲倉の言い合いを聞かされたりするのは聞き苦しかった。
まぁ高畑充希可愛いから良いか?みたいな所に落ち着いたが、見応えはない作品なので誰に勧めたら良いのかすら浮かばない。
原作関係なしで予告編観て「面白そう」って言える人向けか?