劇場公開日 2019年3月1日

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「何もかも正反対な2人が人種差別を乗り越えながら変化していく実話を基にしたロードムービー」グリーンブック Sakiさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0何もかも正反対な2人が人種差別を乗り越えながら変化していく実話を基にしたロードムービー

2024年5月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

必死に理性を保ちながら生きている
孤独な天才ピアニストと
そのピアニストのコンサートツアーに
用心棒兼運転手を任されることになった
必死に今をありのまま生きている主人公。

性格、人種、生活すら正反対な2人が本気でぶつかり合い
人種差別を乗り越え、固い友情が芽生えていくお話し。
笑えるところもあり、じんと心が温まる
素晴らしい友情を実話を基に描いている。

人種差別の問題は本当に辛い。
奴隷制度、アメリカ南部の黒人差別問題。
グリーンブックというものがあったことは知らなかった。
そんな真っ只中
敢えて人種差別に立ち向かう
彼ら(先人)のとてつもなく強い勇気と行動が
現在に繋がっているのだとわかり
とても考えさせられた。
勇気ある行動は人の心を動かす。

差別は会社やコミュニティなど小さなところから地域や国など大きなところまで、
なくなることは難しいかもしれない。
黒人だから、白人だから、イタリア系だから
〇〇なんだと決めつけることは
差別している事と同じだと気づかされた。
私自身も知らぬ間に、偏見や決めつけるような凝り固まった思考になっているところがあると思う。
個人、1人の人として、向き合い理解を深め、尊重できる人になりたいと思った。

人は何かがあって心を閉ざすことがある。
常に冷静でいて、楽しそうではなかった天才ピアニストだが、
主人公と心に触れ、段々距離が縮まり
感情を出せるようになっていった。
そして最後、楽しそうに演奏する姿はいつにも増して素敵で輝いていた。
人は人との心の交流を通じて閉ざされた心も開くことができる。相手を想う行動は相手の心に伝わる。

音楽は差別も関係なく人の心に伝わり、素晴らしいと感じさせてくれた。

最後のシーンは色んな愛に溢れていた。

人種差別を考えさせながら
友情や愛に心温まる映画。

Saki
KEIさんのコメント
2024年7月21日

コメント有難うございます✨何度でも見たくなるような映画でしたよね。

KEI
吹雪まんじゅうさんのコメント
2024年5月15日

コメントありがとうございます!

この映画、色んな要素が絡み合ってて凄く濃いんですよね。レビューも本当はもっといろいろ書きたかったけど、まとまらなそうだし、脱線しそうだし…諦めました(笑)皆さんのレビューを「そうそう!私の言いたかったことはそういうこと!」なんて思いながら読んでます(笑)

吹雪まんじゅう
光陽さんのコメント
2024年5月4日

大好きな作品です。
特にラストシーンは、とても良かった♪

光陽
ゆ~きちさんのコメント
2024年5月2日

露骨な人種差別なんて昔の、それこそキング牧師の時代のことと思いきや、今だに根深いものを感じますね。一生懸命頑張って信頼を勝ち取るしかないと、心から思います。

ゆ~きち
ゆ~きちさんのコメント
2024年5月2日

共感ありがとうございました。

日々、うっすらでも人種差別を感じる身としては、違った感動がありますね。ただ、マハーシヤラアリは最後まで美しかったです。

ゆ~きち
おまつさんのコメント
2024年5月2日

sakiさん コメントありがとうございました。こんな素敵な作品にこれからももっともっと出会えることを祈りましょう。

おまつ
根岸 圭一さんのコメント
2024年5月1日

Saki さん
こんにちは。コメントありがとうございます。

観やすく、楽しく、深みもある良い映画ですよね。仰る通り2人が対照的な人間性や境遇だからこそ、互いに学ぶ物は多いにあったと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

根岸 圭一
Don-chanさんのコメント
2024年5月1日

Sakiさん はじめまして。
コメントありがとうございます。
感動が蘇るレビューですね。

Don-chan
みかずきさんのコメント
2024年5月1日

新レビューへの共感ありがとうございます。

私も、4月20日までは、Sakiさんと同じ趣旨のレビューを掲載していたのですが、本作のメインテーマは人種差別なので、4月21日から、より人種差別に踏み込んだ新レビューに変更しました。

本作の舞台となった1962年より人種差別は緩和されてきたと思いますが、加害者意識の希薄な加害者と差別に苦悩する被害者という構図はなかなか変わっていません。人種差別という言葉が死語になる日がいつか必ず来ると信じて、我々一人一人が差別に真摯に立向っていくしかありません。

では、また共感作で。

ー以上ー

みかずき