「『ニガー』と言うな!」グリーンブック 藤崎敬太さんの映画レビュー(感想・評価)
『ニガー』と言うな!
上流階級の人間に、庶民の文化をわからせる話や、
黒人と白人の友情の話は、色んな映画で出てくるが、
本作は、主役の2人が演技が上手く、非常に魅力的だった。
名ピアニスト、ドクターが、雨の中で叫ぶ。
「黒人社会も知らない、男性ではない、俺は誰なんだ。」
その特殊な人物が、ツアーの運転手に雇った粗雑なイタリア系白人運転手トニーと
心の交流を重ね、次第に属性を離れ、人と人として、惹かれ合う。
当時、アメリカ南部では、VIPな黒人であっても白人と同じレストランで
食事できないと言うことが、印象的だった。
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