「文句無しの面白さ」グリーンブック META坊さんの映画レビュー(感想・評価)
文句無しの面白さ
率直な感想、これは面白かった。
アカデミー賞作品賞受賞は納得だ。
演技、脚本、映像、音楽も文句無し。
派手さも強烈なインパクトもない、むしろ地味に淡々と運ぶストーリーだが、身分も性格も住む世界もまるで違う2人の珍道中は、理不尽過ぎる人種差別に胸を締め付けられ、フライドチキンに大笑いさせられ、最後は心温まる素晴らしいものだった。
さらに、この作品は12月に観ていたら、もっと感動できたかもしれない。
できればクリスマスの近くなら最高だった。
激しく好みが分かれ、観る人を選ぶ『女王陛下のお気に入り』とは真逆の、万人受けする作品ではないだろうか。
もっとも、そういう人種差別はどこか他人事で、本当の辛さを経験してない人にはそう思えても、当事者達の眼にはどう映るか気になるところだ。
それにしても、何度となく映し出される、ピアノの演奏シーンが素晴らしい。
どう見てもドクター・シャーリーが弾いているようにしか見えないが、マハーシャラ・アリはこんなにもピアノが達者なのだろうか。
あとで調べてみよう。
余談だが、映画が終わったのがちょうど正午。
危うくケンタッキーフライドチキンに直行するところだった(笑)。
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