青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ないのレビュー・感想・評価
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一切の背ノビのない作品
TVシリーズは、予習してからご覧になることをおススメしたいです。
13話ありますが、本当に無駄がなくよくまとまった作りになっていて感心します。
なぜ、上映館数が少ないスタートだったのか?
私は、詳しくないので作品力として物凄いモノを感じました。
では、あえての減点0.5点があるとしたらどこか?
なんというか、ラストに向かって無理無茶感は否めなかった部分なのだけど、そこは、原作もあることで正直、キズにすらならないのでしょうけれど、あえて引いて見たに過ぎないと補足しておきたい。
原作の威力は、すさまじい。
人の集中力もつ限界点と言われる90分前後にまとめてその短さを感じさせない充実度と時間配分のさじ加減に、このような原作者のすごさを感じざるえない。
小説で言えば、赤川次郎の作品群のような長続きするシリーズが期待できそうな世界観。
漫画で言うと、コナンくんのシリーズのような方向性が期待できそうな深みと設定の柔軟さ(思春期症候群という、思春期アルアルさけ抑えたら、あとはなんでもアリが可能な奥行をこの症候群がもたらしてくれていると言える。
13話全部見て、劇場に行く前提であれば、
今、絶対見ておくべきアニメ映画と評せる内容です(笑)
映画を見て本当の意味でTV版が完結する
率直な感想としては、ここが本当の一区切りなのだろうなという印象です。
制作側もここまで見てもらって作品の評価をしてもらいたいだろうなというぐらい、TV版の地続きで非常に綺麗にストーリーがまとまっていました。
もし1クールとか2クールとか話数の制限なくここまで放映出来たなら、おそらく軽く倍は売れたと感じました。
それだけに、TV版を見て駆け足感や消化不良感を感じた人にこそ見て欲しい作品です。
本作も原作組からすると駆け足感はあるのかも知れませんが、限られた時間の中で言えば完璧な仕事をしたと思います。
ストーリーに関してもTV版の総決算的な側面もあり、あの空気感の良さをなくすことなく、さらに劇場版に恥じることのない展開と盛り上がりでした。
いつも映画は空き始めを狙って見に行くのですが、是非とももっと大勢の人に見てもらいたい作品です。
ふと・・・
久しぶりのいいアニメ
豚野郎
感動的ではあるが泣けなかった
濃密な90分(追記しました)
原作未読、TVシリーズのOA視聴のみでの感想。
作品に関する細かいことは、高得点つけてる多くの方々のおっしゃる通り。個人的な感想は、「あっという間の90分」。でも、勢い任せの内容ではなく、作り手の意思をじっくりと、そしてしっかりと受け止めることの出来た濃密な90分だった。
他の方のレビュー見て気づいたんだけど、前半はBGMがなかったのか(※最後に追記あり)。それもあって、余計に映画に没頭できたのかな。画の作りと声優さんのお芝居がすごいことになってたし。
あと、見終わってちょっとホロリとしたけど、自分的には号泣するほどではなかった。
なかったんだけど……見終わった直後から、色々な台詞やシーンがずーっと頭から離れなくて、それが時間が経つにつれて自分の中でどんどん大きくなってしまった。
その結果、数日後には予告編やポスター、特に翔子さんのセリフを耳にするたびに、所構わず泣き出しそうになる始末。これにはちょっと困った。
その後、補完の意味で原作買って一気読み。原作読んだ上での映画の感想は、TVも映画もとてもうまく料理されていて、これ以上のものはないかも、と言う感じ。よくあれだけ綺麗にまとめたね。スタッフの皆さんには大きな拍手を送りたい。映画の締め方も、自分的には完璧。
強いて言えば(ほんとに強いて、ね)、「咲太がらみの翔子さんのシーン」をあと5分だけでもいいから長く観たかったかな。原作ファンは特にそう思うんじゃないかな? 原作2冊分だから、ちょっとだけ尺数をおまけして欲しかった。
一部の方がおっしゃっている「リアリティ無視のご都合主義」があることは否定しないが、それ言ったら、全ての物語(小説、映画、アニメ含む)が成り立たなくなっちゃう。ここは素直に楽しんだ人が勝ち!
(7/19追記)
二度目の鑑賞。のっけからBGMあったね。前半は翔子さんが絡んでいるところメインに流れてた気がする。おそらくなんだけど、BGMが全く頭に入ってこないくらい集中してみていたのか、あまりにお話にマッチしていたのか、おそらく両者のため、BGMはなかったと思ってしまった模様。
このサントラが欲しくなった。
アニメもしくは原作を見た人は絶対に泣ける
映画で泣いたことはなかったけど泣いた。・・・普通に泣いた。感動した。後半からの展開が良かった。
でも、初見の人ははちょっと難しいかも。
思春期症候群とは何か?思春期症候群の発作理由、主人公の過去など一通り理解しておかないと『?』ってなると思う。
あとは話を飲み込むのに色々と難しいかも。
時間、伏線など映画を視聴してる最中に多くのことを考えないといけない。じゃないと混乱する。友達も混乱したらしく映画が終わった後に教えてあげてやっと理解したっぽかったらしい。2回くらい見てやっと全部理解できる感じかな。
そのため、理解が追いついていない人は映画を2回見ること!映画を見ても『え?何でこの映画こんな人気なの?』って思った人、もしくは思うだろう人は青ブタを詳しい人に見る前にある程度情報を聞くことと、ネットなどをみて知識をつける!
これくらいかなぁ。
でも理解できたらめっちゃ感動するから!
期待するだけのものは帰ってくる!
濃いなぁ
もう一度観たくなる
上映館、増やせ~!
私には難易度高かった
原作未読、テレビアニメシリーズ未見、カケラも情報のない無謀な状態で鑑賞。
思春期の揺れる虚ろな気持ちの影響で、超常現象を起こす「思春期症候群」なる病気(というか力)を持った少年少女たちの話らしい、と理解。
セリフ中心に状況説明と鬱展開。
ある事態〜初恋の人と今の恋人、どちらの命を助けるのか?という究極の選択を突きつけられる主人公。
うーむ、能力発動のきっかけがよくわからない。
いや、キャラデザインが可愛い以外、これのどこが面白いのかよく分からない。
最後のオチが、セリフで片付けられちゃったからかも。
劇場を出てから、ウィキペディアでチェック。
なるほど、単行本6~7巻に相当する話なのか。
きっと原作やテレビを知っている人には、面白いのだろう。
クリスマスネタなんだから、12月に公開すれば良いのに。
途中で作画と演出、音響効果を分析するモードに切り替えたおかげで、一応行って損はなかった。
このアニメの雰囲気がすきです。
テレビシリーズを観てて、「このアニメ、過剰な演出とかなく、静かでものすごい好みだなぁ」と感じてて、気になって映画館で観ました。
テレビシリーズの雰囲気そのまま、劇伴のピアノの旋律が非常に素晴らしいですね。こういうの好きです。
話自体はハーレム系ラノベやシュタインズゲート的なSF要素とかを兼ね備えてます。
特徴的なのが「思春期症候群」という要素。
詳しくは作中で触れますが、これがちょっと不思議な雰囲気の語り口も相まって、独特の静かな雰囲気を演出します。
多分にラノベ的要素も含んでいるので、合わない人には合わないでしょう。
今回の映画内容は非常に切なく、悲しいお話なんですが、最後の最後の展開は個人的にはご都合主義であまり納得できないですね。
鬼畜と言われようが、最後のあれが幻だったら名作になれたと思います。
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