十二人の死にたい子どもたちのレビュー・感想・評価
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自殺志願者ディスカッション
予告より
杉咲花と黒島結菜がグイグイ来るのが印象的だったと思う。 映画が終わってから監督が堤幸彦だと知った。 なるほどこれは堤幸彦っぽい。
動画配信で映画「十二人の死にたい子どもたち」を見た。
2019年製作/118分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2019年1月25日
杉咲花
新田真剣佑
北村匠海
高杉真宙
黒島結菜
橋本環奈
吉川愛
萩原利久
渕野右登
坂東龍汰
古川琴音
竹内愛紗
廃業した大病院に若者たちが集まってくる。
皆、自殺願望がある。
ここで集団自殺しようというのだ。
映画タイトルは「十二人の死にたい子どもたち」だが、
なぜか十三人いる。
子供たちというが演じているのは全員成人男女である。
それぞれが、どうして死にたいのか、自分の人生で何があったのかを語る。
これは会話劇である。
杉咲花と黒島結菜がグイグイ来るのが印象的だったと思う。
映画が終わってから監督が堤幸彦だと知った。
なるほどこれは堤幸彦っぽい。
一般評価は高いとは言えないこの作品だが、
自分はとても楽しめたので、
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
タイトルに恥じない良作
予告編を観て、「おいおい、嘘だろ?」と狼狽した。映画好きなら「十二人の~」と言われれば、どんなストーリーなのか、ピンとくるもの。
リアルタイム型・密室ゲーム?!そんなわけないだろ!
これは予告編がおかしいのか、それともタイトルから想像したような物語ではないのか?
いや、原作はタイトル通りだったよ?
期待と不安がごちゃ混ぜになりつつ、観てみたら「十二人の死にたい子どもたち」のタイトルにふさわしい、素晴らしい映画だった。
思えば、「死にたい」という気持ちは、今そこにある不幸への、大袈裟で単純な対処法なのだろうと思う。
人生で初めて直面した不幸に、どうやって対抗するのか?その選択肢の一つとして、暗闇から立ち上る誘惑。
かくして十二人は廃病院で安楽死に臨むことになる訳だが、予期せぬ「13人目」の存在が自殺決行の壁となる。
「決行には全員の意志が一致すること」がネックとなり、紛れ込んだ13人目・0番を巡って意見が対立する訳だが、この意見対立こそ作品の醍醐味だ。いやー、待ってましたよ!この展開!
0番がどうやって紛れ込んだのか?を追いかけながら、どうして死にたいと思ったのか?も少しずつ明らかになっていく。
その理由は様々で、「君は悪くないよ」と思ったり「そんな事で死のうと思ったの?!」と思ったり大忙しだ。
私が個人的に一番素晴らしいと思っているのは、12番のマイちゃん。彼女が参加した理由が笑っちゃうほどささやかな問題なのだが、本人にとっては大問題なのだろう。
そのギャップが良い。
命に優劣はない、という事を端的に示す深い問題であり、死にたい理由が本人以外(観ている私たちも含めて)にとって「くだらない」から面白いのだ。
生きることに優劣はない、死にたい理由にも優劣はない。他人の「死にたい理由」を否定は出来ないし、逆に言うと自分の「死にたい理由」は他人に共感してもらえないものである可能性があるということ。
それに気づくだけでも、この集いには価値があった。
原作でもその素晴らしさは充分表現されていたと思うが、映像になったことでより感覚的に馴染んだと思う。
予告編がなんであんなアオリなのか理解に苦しむが、それもまた価値観の違いってヤツなのだろうか?
サスペンスではない
自殺願望があったため、自分の気持ちに寄り添った映画を検索していたら...
死にたいと考えたことがあるひとには刺さりそうな映画
タイトルのパンチの強さと「杉咲花、橋本環奈、高杉真宙、新田真剣佑、萩原利久、北村匠海」などのキャストの豪華さに驚き鑑賞しました。
ポジティブ思考の私にはあまり刺さるような映画ではありませんでした。この映画を一番楽しむためには作品に入り込むことが必要だと思います。12人の誰かに感情移入できるか。または共感できるかです。
なにより人狼ゲームや王様ゲームのような皮肉な殺し合いだと思っていたので想像とは違い、すこし驚きました。
レビューでは散々な書かれようではありますが、内容も濃く批判されるだけの映画ではないと思います。
なによりキャストの素晴らしい演技に惹かれます。個人的にはオチのつけ方が上手だなと感じました。あの展開からああやって終わるとは…今までにはないような映画だったと思います。
しかし、サスペンスやミステリーとしてみるとすると少し内容が薄く感じるかもしれません。映画と見るよりかは病んでいたり、死にたいと思っている人へのメッセージとして見るほうがいいかもしれません。
46点
死にたいのは11人
死んでほしくないんだよ!大人はさ〜〜
普段は観ないジャンルの映画ですが
原作が人気作家「冲方丁」でしょ。
キャストは杉咲花と新田真剣佑に北村匠海や橋本環奈!
やっぱ気になるでしょ!!
で、観てみたら、ああ〜〜、涙!!
若手の実力派が集結してる本作、観応えありましたよ。
いわゆるミステリーとしてではなく、
10代の群像劇として観たら、入りやすいんだと思います。
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
大人の思いがあまりに詰まってて
タイトルが「死にたい子どもたち」になってる意味が
痛いほど伝わって来ました。
若い人達に死んでほしくないんだよ!大人はさ〜〜
生きていて欲しいんだよ!!
今は生きにくい世の中ですよ。
私らおばさんもいじめられっ子だったけど
おばさんの子供の頃はネットもSNSも無かったからさ
まだ、今程エゲツない噂にならなかった〜
たとえ学校で虐められても、
家でなかなか話を聞いて貰えなくても
この世界はもっともっと広くて
沢山の人があなたを待っていることを
生きていて欲しいと言うことを
「死にたい子どもたち」に知って欲しい映画なんだと
私は心から思うのです。
その思い「死にたい子どもたち」にどうか届いて欲しい!!
@もう一度観るなら?
「DVDとかでまた観ます」
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