リトル・フォレスト 春夏秋冬のレビュー・感想・評価
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いただきます。
眩しいくらいの田舎で繰り広げられる緩やかで穏やかで小さなドラマと、超絶飯テロ連発の腹ぺこムービー。
手間暇かけて食材を育て、日々の糧を丁寧に作り上げ、一食一食を心から楽しみ自らを労るへウォンの姿があまりにも素敵で綺麗で、なんてことないシーンで涙ぐむこと数回。
自炊能力高すぎ、羨ましい。
手摘みの山菜もトマトもキャベツもキラキラ輝いていて、栄養の偏りがちな最近の身体にビタミン補給されるようだった。
お花のパスタとキュウリの冷麺と激辛のトッポギが美味しそうすぎる。私にも食べさせておくれ。
ソウルの街に夢を中途半端に置き戻ってきたへウォンの若干の気まずさと、そこに土足でズカズカ入り込んでくる友人二人の言葉のやり取り一つ一つが可愛らしい。
伯母さんや郵便配達のおじさん、もちろんウンスクとジェハも、何だかんだへウォンと姿なき母を優しく見守ってくれる周りの姿勢が心地良い。
ジェハの想いの先が気になって仕方ない。
春夏秋冬と過ぎ行く季節と共に装いを変える村の景色と、少しずつ進んでいくへウォンの心。
大きなドラマは無くても、常に引っかかる母への意地っ張りな想いがツンと刺さる。
料理を作るたびに蘇る思い出の形がまたノスタルジック満載でグッと来ることこの上なし。繋げ方も至高。
へウォンの母親は相当変わっていると思う。
いくらなんでもそりゃ無いじゃない、ねえ。
幼い頃の記憶と受験後の唐突な行動のギャップは同一人物とは思えないくらい。
プライドの高さは母譲りか。
そんなこともこれからゆっくり紐解いていけばいいのか。
一旦セーブ、リセット、そしてまたリセットして帰ってきたへウォンの最後の表情がもう良すぎて良すぎて堪らない。
その視線の先に何があるかなんて、きっと私の期待通りであるはずなのに見せないつくりが憎いったら。
自分の母親に会いたくなった。(今は徒歩15分圏内にいるしそもそも映画の後会う約束してた。一緒にうどん食べた)
全編通して良き良きの連続だけど、お金はどうしていたんだろうと細かいことが気になってしまう。
大学進学にも一人暮らしにもまず初期費用は相当かかるし、ソウルから田舎へ戻るときに部屋は引き払ってきたんだろうか。
まあその辺はふんわりさせておけばいいのか…。
少々お綺麗すぎる描写には若干のあざとさを感じることも。
食べるときにわりとがっつくかんじとか大好きだけど、もう少し生活感なんかも肌で感じたかった。
キム・テリはめちゃくちゃ可愛いけど、泥臭さも似合う人だと思うので。しかし本当可愛いな。出演作は必ず押さえるぞ。
「素敵だ!素敵すぎる!私もこうなりたい!」と「でもスーパー無いし映画館無いしTSUTAYA無いし普通に無理だ…」の気持ちが交互にやってくる。
便利に染まり文明に依存し趣味を充実させた生活はなかなか快適なもので。すまないが。
しかし何にせよ、そんな私の心と身体にも沁み入る美味しい映画だった。
ごちそうさまでした。
美しい風景と美味しそうな料理
作って食べて
リメイク映画のお手本
まったりとした時間が幸せ♪
2014~15年に橋本愛さん主演で公開された「リトル・フォレスト」が好きで、あの世界観に浸りたくて、鑑賞しました。
で、感想はと言うと…うん。韓国版になっても、あのスローライフな雰囲気は変わらず、それが心地好いです♪
ストーリーもほとんど変わらずですが、ラストの締め方はこっちの方が好きかな?
悩む事は日本も韓国もおんなじで田舎で暮らす覚悟って、なかなか難しい物があるので、人生の終息の地と肩苦しく考えずとも過程の中の1つとしてで良いんではないかなと個人的には思います。
日本版が2部作として上映で韓国版は1本での公開ですが、特に問題無し。
韓国を舞台にしているので、料理のほとんどは韓国料理の味付けになってますが、それでも美味そうな料理の数々に食べたくもなり、作りたくもなります。
恋愛の件も変に重くなくて、これぐらいのバランスが良いです。
ただ、失踪した母親の存在がちょっと曖昧でもう少し明確にしても良かったかなと思うのですが、そこを入れるとストーリーに起伏は産まれても、作品自体の雰囲気が損なわれる感じもありでちょっと難しいですが、放ったらかしはなんかむず痒いですw
あと、もう少しいろんな料理を出して欲しかったなぁ。
都会暮らしに疲れて、自分の価値や存在意義に自問自答する中で実家の田舎に帰ってくるのはいろんなジレンマもあって、自問自答してしまうもんですが、田舎暮らしの良さと美しい四季彩が主人公のヘウォンの生活が豊かに見えて良い感じです。
日本版よりも野菜に関しての料理が多かったのは個人的に良いなぁと思っても、自作のマッコリを作るのは韓国版ならでは。日本なら…密造酒になりますねw
とにかく作品の雰囲気を楽しむ作品なのでまったりとしたスローライフ・スローフードが沁みてきます。
あと、田舎暮らしに犬や猫は必要だと改めて思いましたw
日本版の「リトル・フォレスト」が好きな人はもちろん、「深夜食堂」「かもめ食堂」なんかが好きな人には好きな作品だと思いますし、ゆったりとした映画鑑賞時間が過ごせる、良い作品だと思います。
細かいツッコミはとりあえず入れずに鑑賞するのがマル。
日本版も観た人は両方見比べて、どっちも良いと言うより、どちらも良い部分を堪能するのが良いかと思います♪
さわやかー
お腹を空かせて見ると注意が必要
2014年橋本愛主演で公開された同名コミックの韓国版、何でも、橋本愛主演の方は2部作だったらしいですが、本作品は、1本にまとめています。
恋愛映画と言うよりも、人それぞれの自身の生き方や他人との関わりをふるさとや自然、食べ物と、過去の記憶を通して、成長して過程を四季を通して描いた作品。
まずは、韓国の田舎が舞台になりますが、大変に綺麗な場所です。
何時だったかベトナムの映画を見てた時も、ベトナムの田舎が舞台でしたが、大変に綺麗な場所で、現地に行ってみたくなるほど綺麗な場所です。
また、本作品のテーマになるのか、主人公が、韓国の料理を作るシーンが沢山出てきますが、これが本当に美味しそうです。
私は辛いモノが苦手な方なのですが、辛そうなモノが以外は、本当に美味しそう。
お腹を空かせて本作品を見るのは少し辛くなるかな・・・・
それぞれの出演者皆さん安定した良い演技で見ていて大変によいです。
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