劇場公開日 2018年12月7日

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「原題を知るとチャーミング」おとなの恋は、まわり道 しろくまさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5原題を知るとチャーミング

2019年1月8日
iPhoneアプリから投稿

若くはない2人が同じリゾート婚に出ることになり、空港で出合うところからストーリーは始まる。
主人公2人をキアヌ・リーブス、ウィノナ・ライダーがそれぞれ演じる。

ほとんどのシーンが主人公の2人。
そしてほとんどのシーンがこの2人の会話。

ライトタッチなラヴコメディかと思いきや、言葉通りには受け取れないようなひねった会話を楽しめる。
それも、相手を楽しませようとしてひねっているのではなく、単に2人とも「こじらせて」いて、「めんどくさいから」なのだが。
そこが面白い。
そして、本作はそんな2人を温かく描いていて、とても素敵だ。

空港の場面から始まる本作。
空港から始まるのはリゾート婚への旅路なのか、この2人の恋路なのか。
原題の「Destination Wedding(行き先はウェディング)」をダブルミーニングとして読み取ると、とてもハッピーな余韻が残り、ひねくれ者の2人がとてもかわいらしく、そしてチャーミングな作品に思えてくる。
(その意味では、この邦題はよくないと思う)

しろくま