「「純度が足りねェ」!!」地獄少女 *.꒰ঌ𝔸𝕟𝕘𝕖𝕝𝕠໒꒱.*さんの映画レビュー(感想・評価)
「純度が足りねェ」!!
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監督のファンなので観に行きました。小金井の事件を想起させ、バイオレンス描写も多く没入できました。ライブステージ後ろの渦巻きパネルは、伊藤潤二的な禍々しさで良かったです。魔鬼は特にオカルトに造詣が深いという描写はありませんでしたが、「ようこそおいでくださいましたッ」→「俺が神になるしかねぇ…!!」の演技から、空虚さゆえに神の到来を願う彼のキャラターが分かって良かったです。彼が閻魔あいの忠実な手足となれば、きっと効率的に魂が集まったのかも知れません。フリーライター(43)は個人的には浪岡さんより津田寛治が良かった(玉城さん以外にもう一人有名俳優が欲しがった)ですが、アパートに来たJKに「抱いてもらいに来たんじゃねぇのかよ」→「やらせて」は、しつこくて苦笑いでした。玉城さんの閻魔あいは、上坂すみれのような西洋妖怪という感じで、地獄少女というよりご婦人でしたが、話の性質上仕方ないですが出番が少なく感じました。あいが従えてる処刑人の一人に朝堂院大覚みたいな人がいて好みでした。地獄に引摺り込まれるパワフルな描写はベルセルクの「蝕」みたいで良かったです。ヒロインの友人が散々暴力を振るって、堕落してお咎め無しなのは虚しさを感じました。閻魔あいの他のエピソードや白石監督の次の映画もまた楽しみです。
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