M 村西とおる狂熱の日々 完全版のレビュー・感想・評価
全12件を表示
nostalgic!
いきなり当時の黒木香が登場する懐かしさ
村西とおるの物真似をする片岡鶴太郎も懐かしい
ついでに黒木香の物真似をする清水ミチコでコラボしてほしかった
チャールズ皇太子とダイアナ妃が離婚しアトランタオリンピックが開催され日本では『ミッションインポッシブル』が公開された1996年の夏
村西とおるは再起をかけ北海道でヌード撮影を敢行していた
数で勝負する団体モノだ
全裸の女たちが『おもちゃのチャチャチャ』を歌うシーンはシュール
制作者に対する冒涜じゃないかと感じたが作詞したのが野坂昭如だということを思い出したらまあ良いだろうと思えた
裸の女がバンバン登場する
目を隠すより今風に口の方を隠してほしかった
目にボカシがあると全裸もエロくない
村西とおるがずっと怒っていた
彼の拘りはよく理解した
たとえ「この野郎」でもいちいち正論である
自分が知っている村西とおるとはまた別の村西とおる
監督村西とおるの本質を浮き彫りにするドキュメンタリー
村西とおるがモデルさんたちの質の悪さに「何でこんなの連れてきたんだ」と電話を持って怒っているのが面白かった
それは村西とおる側にも原因があると思うんですけどね
リアルな揉め事は興醒めだ
自分はそれを楽しめない
なぜか滝にワルキューレの騎行はよく似合う
『100回目のプロポーズ』の名シーンが牧草地ならお蔵入りになっていただろう
全裸にバイク
温泉スッポン芸者でさえ着物を着ていたのに
オードリー春日が講師を務めた村西とおるの『しくじり先生』や『全裸監督』の方が面白いと思う
でも森達也やミキデザキのドキュメンタリー映画よりは面白いと思う
だいぶ僕個人的なバイアスはありますが・・・
まず僕は単純に村西とおるの思想が好きだ。AV女優は尊敬されるべき仕事だと思っています。そしてAV監督だからって見下される道理はなく、撮っている作品がポルノなだけで、一人のクリエイターとして村西とおるは凄い人だとも思っています。そしてポルノは日本の誇るべきカルチャーとしてもっと伸ばしていくべきだとも思っています
村西とおるの「天才」を知る人が観るべき作品
1996年のVシネマ撮影時のドキュメンタリーに現在のインタビューを追加したもの。
大人数の女優やスタッフを従え北海道を一周する撮影の旅。50億の借金を背負い起死回生をねらう村西の崖っぷちの表情を生々しくとらえた。ほとんど使えない女優たちを前にし呆然とする姿は貴重だ。
逆境の中で作品を撮りきるバイタリティーはさすが村西。ナイスですね。
菅井きん100人より宮沢りえ1人
常人には真似できない生き様の一端。
どうやったってブサイクが集まる。
そしてバカ。
ぐずぐずの段取り。
見ているだけで疲れる。
こんなのを何度も経てまだ生きてるんだからすごい。
どのつく変態。
NHKプロフェッショナルでてほしい
大儲けしたり、大きな借金抱えたり、指名手され、前科7犯。撮影現場では衝突したり、なだめたり。
バイタリティあふれる。
勉強して公務員目指しての安定志向の真逆。
世間的には下に見られる業界かもしれないが、本気で良いもの作ろうとするエネルギー。
村西氏の語る人生哲学も、そんなに同調は出来ない部分もあるが、自分の道をいく覚悟感じる。
2019年ベストムービー!⭐️✨
50億の借金を抱えるのは、確かにどん底だろう…しかし、村西曰く、最も惨めだったのは、少年時代に経験したオマンマの無い貧乏生活だったそうだ。
合法であれ違法であれ、人生において何度も浮沈を繰り返せるのは、この人の才覚のみならず、少年時代のトラウマに起因するであろう"生"に対する執着心の強さなのだ…と思った。
自分の悲惨な境遇を思う時、村西は「俺を見ろ!」と言う…この人が、最も"下"にいる人間とは到底思えない(笑)
大変だったのね。
話に聞くと、見るとでは大違い。
もっと気楽に撮影していたと思っていた。
村西監督のプロ意識を始めて見ました。普段テレビで話していることは、我々に対するメッセージで、スタッフ、女優、マネージャーなどで話し方・伝え方を使い分けていて、作品完成への真面目な思いが伝わってきた。
あれやこれや混乱と対応を見ていると、自分の仕事も似たようなことをやって混乱を収縮させているなとかんじた。
バブルの絶頂期のドキュメントがあれば見てみたい。
女性の裸はいっぱい出てもいやらしい感じはしませんが、所々セクシーな人がいて気になりました。
村西監督の思考を知りたい方は見るべき作品
M/村西とおる狂熱の日々 完全版 (2019) R15+
個人的な興味で見てきました。
悲惨なトラブルが延々と続く北海道のロケ現場のシーンのドキュメンタリー。致命的なトラブルの続く現場で作品が完成出来たことが奇跡(笑)
途中に入る現在の監督のコメント、軽妙な語り口が楽しい。
とにかく村西とおる監督の人間的な思考が体感できて個人的には楽しかったです。
全く興味がない方にはお勧めしませんが映像作家志望の方にはぜひ見てほしい。
商業映像を作る苦労がわかる作品でした。
アイデアと応酬話法で切り抜けてきた中小企業経営者の中間報告
メイキング映像をベースにしたドキュメンタリー。
キューブリックや黒澤のメイキングは感動ものだが村西とおるもまた感動ものだった。
あんなことしてれば捕まるわな、という場面が満載。モデルさんたちもかわいそうな状況なのだが監督(社長)に引っ張られながら撮影をこなしてゆく。
前科7犯のエネルギー。
あんな状態で現場を引っ張っていかなければならない中小企業の社長さんは大変だというのはよくわかる。マネジメントが下手なのか、ぎりぎりの状態を取りまわすのが巧いのか。微妙なところはある。
世の個人経営の方々には励みになるかもしれません(個人の感想です)。
北の大地の自然に埋もれる女たちは、ナイスですね
まず、この映像が撮られたのがそもそも古いから画質は良くないが、これは仕方がない。
エロ映像がめいっぱいかなと思って観ると、いやいや裸は確かにたくさん出てくるが、ストーリーがシリアスである。どっかに消えちゃうどうしようもない主演女優にバイト出演女優の苛立ちなど、映像屋が画を撮るために裏でここまで這いずり回るのかを追ったドキュメンタリーにして、北海道を舞台にしたロードムービー。ジェッディン・デデン、ワルキューレの騎行と名曲をBGMにし、まさに行軍っぷりを描いている。
ただ、派手さはあまりなく期待値よりは地味な作品かも。テロップによる説明が邪魔(ナレーションのほうが良い)とは思った。
村西とおる自身はこの上ない面白さがある人なので、もっとブラッシュアップした作品を次に期待する。
この方、バイタリティーは溢れるくらい持っているが、マネジメント能力...
この方、バイタリティーは溢れるくらい持っているが、マネジメント能力はあまり高くないようである。でも、まあ、それがこの男の魅力なんだろう。緻密過ぎる村西とおるはもはや村西とおるではないから(笑)
全12件を表示