「前半は平和、後半は刺激的」The Witch 魔女 mittyさんの映画レビュー(感想・評価)
前半は平和、後半は刺激的
韓国で大ヒットとのこと。wowowで放映されたので録画して観賞。
2018年のパク・フンジョン監督の韓国映画。
中身はほとんど知らずに見たのですが、タイトルからしてホラーぽいものかなと思っていました。バイオレンスとアクションを楽しむ娯楽映画なのかな〜?と、中盤に気が付きました。個人的にはバイオレンスはちょっと苦手なんですが。
映画の構成としては、うまく人を惹きつけているなって感じです。最初、裸になった子どもたちが人体実験をされているような静止画が流れ、あやしい研究施設で子供が殺されそうになっている…ところを衝撃的にちょろっと見せておきながら、前半は田舎の少女の平穏な生活が1時間ぐらい続きます。お気楽な韓ドラを見ているような感じ。映画の刺激的な展開を期待した、気の短い人ならば、途中で見るの止めてしまうかも。自分は何本も過去に韓ドラを見ているので普通に見れましたが。
Mr.チェが率いる武装集団?が、少女の家に入ってきて、追い詰められたときに、少女が突然、人が変わったように、次々と人を殺してしまうところぐらいから、ガラッと雰囲気が変わり、この辺から本筋に入ったなという感じです。人間技ではないスピード感でやっつけていくのが気持ちいいです。
主人公の女の子、川上麻衣子の若い時みたいな顔。素朴でナチュラル感たっぷりで、後に豹変(覚醒)したとき、そのギャップが気味悪くてよかったです。見ている人は、ずっと騙されていたってことですね。
いろいろ疑問や突っ込みどころはあるのですが、続編ができたら、多分、見てしまいそうです。
・あのおばさん博士(ドクター)は、何のためにあのような研究をしていたのか?
・Mr.チェ、強かったけど、あの人は普通の人間?何故、手が黒かった?
・酪農のお父さんは、少女の正体を前から知っていた?どのへんまで?覚悟してた?
・少女は自分の寿命を延ばすためだけじゃなくて、認知症の義母のために施設に入って薬を手に入れようとしたのか?
・少女は遺伝子操作(試験管ベビー)で生まれた?母親いるの?