男はつらいよ お帰り 寅さんのレビュー・感想・評価
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「男はつらいよ」シリーズを終わらせることを重きに置いた作品
全体的にはスターウォーズのようにシリーズを終わらせることを重きに置いた作品だと感じました。最初の桑田佳祐の唄については確かに彼である必要性は全く無いがこれはこれでありなのではないでしょうか。また、最初の役者紹介のテロップのフォントが昭和感満載で渋かったです。序盤でメロンの箱が出た時に「これはもしや」と思いましたが、やはり回想シーンが出てきて思わずニヤリとしてしまいました。寅さんを知らない世代が観ても大丈夫な作りになっているので、若い人にもぜひ観ていただきたいと思います。昔のさくらがとても若くて美しかった。
みんな幸せなのかしら?
冒頭、桑田さんの思いの籠もったオープニング曲熱唱から既に涙目に。
そのあとはエンドロールまでずっと涙が枯れることはありませんでした。
自分のこととなるとからっきしグズでダメな癖に、誰かを応援する時はバカらしいほど本気になる。
現実の日常生活においては、お前にだけは言われたくない、と思うような場面がたくさんありますが、寅さんに言われると本当に背中を押してくれている気になるんだと思います。
道徳観とか説教じゃなくて、寅さんはいつも、その時その人にとって『絶対に後悔するようなことをさせない』選択をするように励ましてくれるのです。
僕の叔父さん(寅さん)ならきっとこうする。
日本のあちこちで、家族や友達が悩んでいる時にそんなふうに考える人が増えたら、生まれてきてよかったと思える瞬間がもっと増えるような気がします。
桑田さんだけが、蚊帳の外・・・><;
今年は、SWを避けて他の大作の公開少ないので、かつての日本の年末の風物詩『男はつらいよ50』
このシリーズを劇場で、観るのは初めてかも!?
SWは42年、男はつらいよは50年
共に、なんだかんだと批評するべきではない作品だと思いますが・・・
吉岡秀隆さんは、TVでは『北野国』、映画では『男はつらいよ』
両方ともあのイメージのキャラで、子供から大人へと成長して、俳優を続けてる事が凄いと思った。
当時のマドンナ女優さん達は、皆さん個性的な美しさでしたが、少女時代のゴクミは、史上最高のベッピンさんだった事を確信!
終始リラックスして、観れましたが、オープニングの桑田さんが残念の極み。。。
21歳の私、寅さんにハマる。
渥美清さんが亡くなられた年、まだ私は生まれてません。
作品を見始めたのはここ数年前から、
Amazonプライムで見てました。
私の父が「男はつらいよ」の大のファンで
全作品とっくに見ているのに今だにずっとプライムで見てます。
正直古い日本のものって興味無くて
洋画が好きな私なので、現代の日本映画もあまり見ません。(アニメーション除く)
父が「男はつらいよ」をリビングでいつも見ていて、私はそんな見る気もなくただその場にいただけなのですが、いつの間にか笑っている自分がいました。
その後何度も父が見てる時一緒に見ては笑ってました。
寅さんが有名なことは知っていましたが、
まさかこんなにおもしろい作品だとは思わなかったです。
そして今回の お帰り寅さん は本当に楽しみに待っていました。
「男はつらいよ」を全作品見ているわけでは無いのでファンの人と比べるとこの映画に強い感情を抱けなかったとは思いますが
笑えて泣ける素敵な作品でした。
今回の作品は、さくらさんの息子満男さんが主役となって現在と懐かしい記憶の思い出を行ったり来たり。
寅さんが出てくるたびに笑って、時代なんて流行なんて関係ないのだと思わされました。
「男はつらいよ」を見たことがない人でもこの映画を観て好きになってほしいです。
「男はつらいよ」を作った方は天才です。
ありがとうございました。
素晴らしい映画でした。 シナリオや過去の作品のシーンのチョイスなど...
素晴らしい映画でした。
シナリオや過去の作品のシーンのチョイスなど、物凄い熱量と時間をかけて制作されたのだろうと感じました。
本編に過去の作品の名シーンがちりばめられていますが、違和感なく、わずか数秒のシーンでも絶妙な選択で、ファンも納得できる内容です。
特に最後のシーンは、その時代のことを思い出したりして特に涙が止まりませんでした。
オープニングの桑田佳祐の歌や口上に批判がありますが、全ては最後に繋がっているので、全体を通せば筋が通ります。
最後に渥美清さんの口上と歌で終わり、あーやっぱり渥美清は天才だ、と、観客は圧倒的な本物の存在感にひれ伏すのです。
寅さんが愛された時代、人情やときにお節介をも愛された時代。
1969年、昭和の世に誕生、日本人の心だった『男はつらいよ』。寅さんが愛された時代、人情やときにお節介をも愛された時代。寅さんを失って約4半世紀、ふと新幹線でナタを振り回して誰でもよくて2人以内の殺人ならばと念願の死刑は逃れられ法廷で万歳三唱した稀代の狂人が思い浮かんだ。人情がこの映画の愛すべき主人公を生み出し、人々の心を癒した時代から今や『男は』って言葉すらもタブーとされる。どこか懐かしく失われた心がスクリーンから溢れてジワリと涙が出た名作。
配役が微妙。
48作全て見てみましたが
泉のお父さんが本編配役通り寺尾聡ではない時点で物語に入れなくなりました。本編で違う配役だと入れなくなりますね。
泉のお父さんが橋爪功の時点でまた満男からお金要求する時点で『男はつらいよ』が『家族はつらいよ』になっている。
がっかり
主題歌は渥美清さん以外考えられないのに何故、桑田佳祐さんなのか?この時点で冷めた。
しょうがないとはいえ主役も寅さんではない…
これは男はつらいよではなく番外編的な感じ。
テレビでスペシャル番組でするくらいのレベルかなぁ。
ありがとう寅さん。山田洋次監督
男はつらいよを見る前は正直、名作かもしれないけど長いなーの感覚だったけれども、この作品を見るに当たって本当になんで、もっとちゃんと見ておかなかったかと後悔しまくっていつの間にかどハマりしていた。
やはり70年代の邦画映画は自分の映画肌と合い、トラック野郎然り仁義なき戦い等の名作の数々。そして男はつらいよである!
今作で渥美清演じる車寅次郎は今の時代に住み暮らす、登場人物=観客達の心の中にある寅さんを思い起こさせてくれる仕上がりとなっており、寅さんが皆の心に生き続ける理由や意味。魅力なんかを再確認出来るか仕上がりで。脇をかためた、おいちゃんやおばちゃんタコ社長の面影も見えつつも、遺影に飾られた写真を見て、そして寅さんが出演していない部分は淋しさを感じてしまった。
だが満男や他の登場人物が思い出す寅さんの思い出のシーンで寅さんが画面に映る度に沸き起こる劇場での笑い声には一緒になって自分も笑い、泣き。高度成長から今に至るまでの誰しもの心に有るであろう人生を寅さんというフィルターを通して見ることで、改めて考えさせられる家族や人間同士の絆。生きることの尊さ。人間って日本人っていいなぁ~っとしみじみ感慨深い深い気持ちにさせられた。
1作目から50作目として紡がれ幕を閉じるシリーズに淋しさを感じつつも全てが繋がって完成された壮大な大河ドラマのような大きな作品で最後のこの作品は、個人的にはよくアーティストのLIVEが終った後に行われるアンコール的な作品かなぁって感じがした。
本当、今の時代に大事な何かを教えてくれるような、忘れてはしまいがちな日本人の心の響く作品であった。そして、この名作を作って一区切り付けてくれた山田洋次監督に心からありがとうという言葉を贈りたい!
泣きまくりでした
吉岡秀隆さんと同い年で「北の国から」の前から大ファンなので寅さんシリーズも浪花の…から見てます
泉ちゃんとの未来はないんだなって思ったら少し残念で、もしかしたら池脇さんとの再婚はあるかもって思ったら嫉妬したりして(笑)
始まる前にタオルハンカチ用意して泣く準備して早々と前半から泣いてしまった
後半にはすすり泣いてる方多数いらっしゃいました
私的には今年一番の映画でした!
来週もう一度見に行こうと決めてます
ザ・レクイエム。
追悼作品、丸っ切り。「新作の寅さんを劇場で観た事」が一度も有りません。正直に言いました。
生き方を教えてくれたオジさんの追憶。生き方を見失っている訳では無い満男。と言うより、むしろ作家としての生活が軌道に乗り始めたところだけど、初恋の女性が忘れられずうなされたりするぐらいだから、まだまだ青臭かったりする。
物語のクライマックスで、我を失っている泉への説得は、オジさんが教えてくれた生き方が、満男の中に引き継がれている事の証し。寅さんは私達の中で生き続けている、って言うお話。
オジさんの追憶シーンに登場する浅丘ルリ子さんが無茶苦茶好き。癖のある美人さんでキュートやし、なんて言っても役者さんとして最高!倍賞千恵子さんは流石です。肝心の後藤久美子さんが、正直イマイチだったかも。それと最初の桑田さんの歌と口上って要るの?
途中、乗り切れ無いところがチョビチョビあるけど、追憶シーンの渥美清さんに泣き笑い、ラストの原稿用紙にはホロリ。昭和の下町の人情劇って最強だす!
寅さん世代じゃない私にとってはスクリーン会えることにただただ感激
世代じゃないので、小学生くらいの時にDVDで両親が観ていたのを覚えています。
幼い頃はタコ社長が叩かれたり、法事の席で寅さんがお坊さんになってたりそんな所が面白くて大好きでした。
歳を重ねてからは、風景の美しさ、ふとした寅さんの台詞の深さ、ストーリーの切なさなどの素晴らしさにハマりました。
スクリーンで主題歌を聴いて寅さんの言葉を聴けることに感謝!感激!
男はつらいよファミリーと寅さんの昔話をしているようで、暖かい気持ちになりました。
嬉しい限りです。
全作見直してもう一度観に行きたい!
オープニング主題歌で台無し
なぜ桑田佳祐なのか?渥美清さんに寄せようとしてるのかもしれないが遠く及ばない下手な歌声。いきなりガッカリさせられた。
満男と泉の物語は通俗的で可もなく不可もなく。
綺麗に修復された昔の映像・大女優の皆様方を鑑賞出来ただけで満足です。
寅さんはいってしまったんだ。
初日に劇場で拝見した。
映画、50作目となる映画を見てなんだかんだケチをつけている人がいるのに驚いた。山田洋次が桑田佳祐の声に惚れてお願いしたんだろう、オープニング曲。それをとやかくいっている人もいるんだ。
もう亡くなった人がたくさんいるんだ、どうしょうもないことは百も承知のコンコンチキだよ。
小さい頃に寅さんいくつか観ていて、もうこんな馬鹿なオッチャンいらんわ、と思った人間だけど、これ観たらもう一度幾つか見とうなった。
小百合さんとごくみの若い頃の美しさを再確認した。
いい映画はそこらへんに転がっているんだよ。
★50です
私はこれが公開されただけで大満足。なにひとつ文句のつけようが無い作品。「家族は幸福の砦だ」という山田洋次監督の理念(のようなもの)を感じました。
シリア難民、高齢者介護など、解決できない現代の諸問題に目を向けているのも山田監督らしい。
今までの寅さんシリーズに無かったエンドロールは必見、そして必聴。今までのすべての寅さん関係者に渥美清さんが、自らの口上と歌唱で御礼を述べているみたいで、涙溢れました。私にとってこの歌声こそ、まさに「お帰り 寅さん」だったように思います。最後まで席を立たないでください。
[12/30 再訪追記]
いくつか画面細部の‘しかけ’が気になり2度目の鑑賞。
仏壇の写真立てやリリーズバーのインテリアや管楽器、そこここに50年の足跡が散りばめられ、まるで宝探しのよう。特に満男と泉の車のナンバーが1969(シリーズ第1作公開の年)には参った。
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